2012年06月30日(土) お伊勢さん125社まいり(外宮めぐり) (徒歩)
今日の主目的は、お伊勢さん125社まいり(宮川めぐり)の園相神社と川原神社へお参りすることだが、自宅から歩き始め外宮方面から前山を経由するルートととるため、その前にお伊勢さん125社まいり(外宮めぐり)のいくつかの神社へお参りすることにした。
須原大社前の工事用コーン で訪れた須原大社わずか200m弱の距離だ。歩いて2~3分。
月夜見宮の正面まで来ると、近くのガードパイプに
見慣れたシールが貼られていた。昨年お世話になった近鉄ハイクの赤色矢印だ。日付は7/1となっている。一日前でよかった。なぜなら、近鉄のハイクでは歩くことだけを目的にしている方も多いため、私には馴染まなかった。それに集団は苦手だから・・・。
鳥居をくぐり、手水舎で心身を清めてから、豊受大神宮の別宮である月夜見宮に、さらに
豊受大神宮の摂社である高河原神社にお参りした。
しばらく境内を散策していたが、そこはかなり省略し、話題を二つ。
月夜見宮の宿衛屋では御朱印を受けられるが、私が滞在中に少なくとも二組が御朱印を受けている様子だった。最近は若い女性でも朱印帳を手にしているのか? 時代も変わったものだ!
それともう一つは、月夜見宮のお堀。
先日の公民館講座「伊勢の大神宮と二見」にて講師の岡田教授が話されたことを思い出した。概要は次の通り、
最近はお白石持ち用の白石を宮川で手に入れるのが難しくなっている。前回の遷宮の際、月夜見宮のお堀をさらったらかなりの量の白石が上がった。昔この辺に宮川の支流である清川が流れていた名残りだ。
月夜見宮を出るとその正面には直線道路が外宮へと続いている。そして、道路の中央には一筋の黒い線が・・・。
実は、2010年12月29日(水)の 外宮めぐり にて紹介したように
古くより外宮から裏参道と月夜見宮とを結ぶこの道は「神の通う路」と言われています。
外宮の別宮である月夜見宮の神様(月夜見尊)が外宮の神様(豊受大神)のもとへ通われる路です。
神様は夜、宮の石垣の一つを白馬にかえて、その馬に乗って行かれます。
夜、この道を通る人は、神様に出逢わないよう畏れつつしんで、路の真ん中をさけ、端を通ったと伝えられています。(神路通の案内板より)
とある。
確かに、その先には外宮の北御門口にある衛士見張所が見える。今でも道路の中央を通らない風習が残っているようで、それを道路上に表現したのがこの黒い一筋だ。
また、民家の壁や玄関、軒先には次の掛札が多数掛けられている。
神路通を通り抜けると左手に、伊勢市観光協会の新築工事の現場が見えたので寄り道してしまった。
【参考】 伊勢市観光協会 新築工事(ほぼ完成)
その後、外宮の表参道口へ向かい、火除橋を渡りると左手に建つ手水舎で心身を清めた。
表参道の第一鳥居をくぐろうとすると、勾玉池のしょうぶのことを思い出した。
すかさず、休憩舎の端から菖蒲園へ向かいしょうぶをパチリ・・・。
【参考】 勾玉池のしょうぶ(外宮)
勾玉池にてしょうぶの鑑賞を終えると表参道へ戻り、第一鳥居をくぐった。そして、右手の斎館、
さらに左手の祓所を通り過ぎた。
神札授与所を過ぎると、まずは大庭の石畳に御座す四至神にお参りし、
その後、御正宮にお参りしてから、
新御敷地をパチリ。前回訪問した時とくらべると覆屋の数がかなり増えていた。着々と建築が進められているのだろう。
今日は先が長いため、別宮遥拝所にてその他のお参りを済ませると表参道を戻った。途中で見上げてパチリ。
火除橋を渡り返すとせんぐう館の生垣に沿って茜社へ向かった。茜社の参道脇からせんぐう館をパチリ。
茜社でも大祓が終了し、後片付けとなっていた。
片付けの邪魔にならないように、この辺からお参りした。
茜社を出て東側の参道を進むと今まで通行止めになっていた勾玉池への歩道が開放されていた。先へ進んでパチリ。
ただし、勾玉池を周回することはまだできないようだ。
勾玉池からの流れを見ながら茜社を後にして、度会大国玉比賣神社へと向かった。
史蹟 舊豊宮崎文庫付近ではまだ紫陽花が綺麗に咲いていたのでパチリ。
史蹟 舊豊宮崎文庫の門の屋根瓦を見ると変わった形状のものがあったので、
パチリ。
史蹟 舊豊宮崎文庫の斜め前にある度会大国玉比賣神社へ向かうと、ここにも電柱に近鉄ハイク の赤色矢印シールが貼られていた。
参道を進むと
左手にある小さな手水石を過ぎると
右手の石階の上に度会大国玉比賣神社。
お参りした後、隣の新御敷地をパチリ。
さらに参道の奥の伊我理神社(井中神社を同座)をパチリ。
伊我理神社への石階を上ると石垣の角に不気味そうな蜘蛛を発見。パチリ。
蜘蛛から遠ざかりながら鳥居へ向かい、お参りした。
伊我理神社および井中神社でのお参りを終えて石階を下る前に度会大国玉比賣神社をパチリ。
社叢が深く、薄暗いが木漏れ日が心地よい。明るさの違いだけでも外界と断絶された感覚になるが、さすがに音だけは遮ることができないので車が通り過ぎる音で一気に現実へと引き戻される。
社叢から車道へ出て、右手方向にお堀に沿ってしばらく進むと、右手に山末神社が・・・。
神田の名残りだろうか。この脇の参道、と言っても
道路から見えている。
鳥居が石垣に異常に接近しているのが特徴だ。狭い空間から鳥居へ向かいお参り。
参拝を終えて、車道へ戻るとその先には古墳の上に祀られていると言われている田上大水神社の社叢が見える。
山末神社を出て右へ向かうと、今度は左へ巻くように進むと社叢が近づいてくる。
石階を上り、まずはお参りした。
ここの御垣の中には二宇の殿舎が建てられている。
東向きの田上大水御前神社と南向きの田上大水神社だ。
同じ御垣内に二宇の社殿があるのも珍しいが、殿舎が同じ方向を向いていないのも珍しい。
このあとは、お伊勢さん125社まいり(宮川めぐり)の園相神社へ向かうため、伊勢やすらぎ公園方向へ歩き始めた。
【 20120630の記録 】
- 大祓後の清掃(御薗神社)
- 須原大社前の工事用コーン
- お伊勢さん125社まいり(外宮めぐり)
→ 伊勢市観光協会 新築工事(ほぼ完成)
→ 勾玉池のしょうぶ(外宮) - お伊勢さん125社まいり(宮川めぐり)
- 宮川床上浸水対策特別緊急事業完成後の宮川右岸堤防
- 宮川床上浸水対策特別緊急事業完成後の浅間堤
- 伊勢神宮奉納全国花火大会の準備が進む度会橋付近
- JR東海 参宮線 宮川架道橋(宮川・桜の渡し付近)