2012年07月07日(土) 柴燈大護摩(世義寺) (徒歩)
早朝はしとしとと雨が降っていたが午後から天候が回復したので、生まれて初めて世義寺へお参りすることにした。今日は紫燈大護摩の日だ。伊勢で生まれながらも50歳を前にして紫燈大護摩は初体験、世義寺へのお参りも初体験とは珍しい部類だろう。
宇治山田駅からまずは勢田川へ向かうと次の立看板が目に入った。警察署のものではなく、世義寺と書かれていた。
そして、こちらが警察署の車両進入禁止の立看板。この道路(参道)を 進むと
世義寺橋で勢田川を渡る。今日は七夕なので願い事が書かれた短冊をぶら下げた笹が風に揺られていた。
さらに進むと屋台の数が増えてきた。
しばらく歩くと右手に小田神社がある。上の写真で前方に見える社叢、こちらも初めてなので寄り道でお参りした。
【参考】 小田神社(伊勢市岡本)
小田神社にお参りした後、参道を道なりにすすむと左手に駐車場があり、多数の幟が立っていた。
こちらが世義寺の山門。
山門の前に案内板があり、その脇には「毎年 七月七日 柴燈大護摩 世義寺」と書かれていた。
案内板もパチリ、パチリ。
さらに、山門をくぐる前に坂道を上り、坂の上からお堂をパチリ。
山門へ戻り、山門をくぐると
山門の下では、護摩木と護摩札が授与されていた。
護摩札と護摩木については、次のような説明書きが貼られていた。
●護摩札の使用方法●
護摩札の表面には願い事を、
裏面には住所・氏名・年齢を
お書きください。
護摩札は護摩札入れにお入れください。
世義寺●護摩木の使用方法●
護摩木の黒染めされていない方を
護摩の炎に願いを込め梵焼して下さい。
焼いた方を上にして玄関などに、立て掛けて
おけば魔除けとなります。
世義寺
が、私は担当の男性(檀家の方だろうか)に直接お話を伺い、一本の護摩木の授与していただいた。
私の他には二本の護摩木を手にする人が多く、中には五本、十二本と多数の護摩木を求める方もいた。なぜ私が一本で、他の人達は二本が多いのか・・? あっ、そうか、その理由は勝手口の有無にあるのではないだろうか。私の自宅には勝手口がないため、主なる出入口は玄関のみ、よって一本。でも、多くの家には玄関と勝手口の二ヶ所が出入口だから二本、これは正解か?
護摩木を梵焼する前に目についたのが、この箱。昨年の古い護摩木を納めるためのものだ。
中を覗くと思ったより本数が少なかった。箱の中は何度も整理されているのだろう。
そして、他の方が護摩木を梵焼する手順を参考にして
私も護摩木に火を入れた。適度に焼き上がると
護摩木を左手に取り、柄杓で水をかけた。
このあと、本来ならまず最初にお堂へお参りするべきなのだろうが、天候が回復した晴天に映える五色の吹流しに誘われて
大聖歓喜天の鳥居へと向かっていた。まずは足の向くままに進もうと考え、石段を上った。
石段を上ると途中、右手にお稲荷さんがありお参りした。ここで気になることが二点。
まずは、お社の下に置かれている六角形の石?
さらに御扉の御錠。
その後、大聖歓喜天にお参りして、
裏手へ回ろうとすると立ち入り禁止になっていた。警戒線から先には山の斜面の穴の中にお地蔵さんが見え、
その手前には、病中吟・・と刻された石が見えた。なんと彫られているのだろう・・・。
この後は、
本来の先に済ますべきお堂へのお参りを済ませた。
世義寺を後にすると、帰宅するまで多数の寄り道を重ねたが、帰宅後に玄関先に護摩木を立て掛けてみたのが次の写真。置き場所は改めて考えるが、
焼いた方を上にして玄関などに、立て掛けて
とはこんな感じだろう。
【 20120707の記録 】