2013年02月02日(土) 獅子頭安置所での祭典(下久具の御頭神事) (車、徒歩)
下久具の御頭神事に向かう(度会町) にて下久具の獅子頭が安置されている獅子頭安置所へ到着。獅子頭は本日の御頭神事のために安置所から取り出される。
11時から執り行われる祭典が始まるのを待っていると人々が徐々に集まってきた。
おばあちゃん達は鳥居の正面の田んぼの畔に・・・。また、神職もすでに準備を整えていた。
11時になっても祭典が開始される様子はなかったが、しばらくすると太鼓を積んだ軽トラックが太鼓を鳴らしながら登場した。
そして、もう一台の軽トラックは多数のお供えを載せて現れ、お供えは獅子頭安置所の右隣へ並べられた。
獅子頭安置所の前には案の上に修祓のための大麻と、御饌である御水と御酒も準備されていた。
そして、獅子頭に着けられる紙垂も。
準備が整うと獅子頭安置所の鉄扉の施錠が解かれ、
扉が開かれた。
御幌をはずされ、木の箱が取り出された。
朝から二見浦にて禊斎を済ませた神事の舞い手、四名も揃い
獅子頭が取り出され、
獅子頭安置所の前に据えられた。
今から約30分前、私がここに到着した時は霧雨が降っていたのに、祭典が始まろうとする頃にはすっかり天候も回復し、多数の人が集まっていた。
舞い手、区長(詳細は不明)等が獅子頭の前に整列すると祭典が開始された。
神職が祓詞を白し、
続いて、大麻にて修祓。舞い手等、
そして、拝観者に対しても三個所で修祓。私も低頭して修祓を受けた。
神職が獅子頭の前へ戻ると、御水の器の蓋が長けられて、献饌となった。
その後、祝詞が奏上され
玉串奉奠。
玉串奉奠が終了すると撤饌となり、獅子頭の前に並べられていた案は敷地の端へと移動された。
そして、ひとりの舞い手が獅子頭を頭に・・・、そしてもうひとりは天狗の面を着け刀を差した。
準備が整うと頭を振り上げて、獅子頭安置所に対面した。
ここから獅子舞のスタートだ。
最初の印象は「あれ?」だった。今まで見てきた獅子舞とは異なる動きだ。
天狗の扇子の動きに合わせるように獅子頭は垂直な状態から
さらに後方へと倒された。そして、垂直にもどす。この動作が繰り返された。正対する向きを変えながら・・・。
そして、見慣れない獅子舞が終わると獅子頭や天狗の面などは元の場所へ戻された。
少し休憩の雰囲気だったので、獅子頭安置所の背面へ移動しパチリ。
獅子頭安置所の背面から前面の鳥居へ戻ると、御頭神事恒例の『噛み』が始まった。次々と『噛み』、『噛み』、『噛み』・・・・
先週訪れた度会郡玉城町山神の獅子舞神事でのそうだったが、若いお母さんの姿が多くみられた。いいことだ。伝統的な神事と若者、しかも子供、あかちゃん。
【参考】
『噛み』の頃になると御神酒やおかし、みかんなどが多数振る舞まわれていた。
最初にこの場所に座ったおばあちゃん達も楽しそうだった。
そして『噛み』を終えた獅子頭は
元の木箱に納められ、
軽トラックの荷台で下久具公民館へ運ばれて行った。
拝観者も獅子頭安置所を後にした。
私も獅子頭安置所を後にしたが、途中で振り返って獅子頭安置所をパチリ。
夜に獅子舞が執り行われる遥拝所の前、
さらには下久具公民館の前で再訪を約して帰路に着いた。
車を駐めている宮リバー度会パークの駐車場へ向かうため宮川に架かる内城田大橋を渡る時、宮川に合流する一之瀬川の流れをパチリ。
【 20130202 の記録 】
- 下久具の御頭神事に向かう(度会町)
- 獅子頭安置所での祭典(下久具の御頭神事)
- 天狗の舞、獅子舞(下久具の御頭神事)