2013年02月03日(日) 節分祭(坂社) (車、徒歩)
先日、伊勢市立伊勢図書館を訪れた際、道路を挟んで向こうにある坂社で節分祭が斎行されることを知った。
看板に『節分祭 祭典 午前9時』とあったので8時45分頃に坂社へ到着した。
「節分祭」の看板を確認して鳥居をくぐった。
蕃塀を左に避け、手水舎で心身を清めてから拝殿へ向った。
まずは、お参り。
本殿の御扉は開かれ、その前には案上に御饌が並べられていた。
拝殿の右手には修祓のための大幣と御塩も・・・。
「そろそろ祭典が始まるのだろうか?」と思った矢先、坂社の裏手に祭られている伊勢上座蛭子社の方から・・・・、 「あれれ!」
いきなり、宮司が「鬼は外、福は内・・・」と豆をまき始めた。
そして豆まきが終わると遥拝所に向かい、
遥拝となった。
どうも節分祭は早くも終わってしまったとのこと。
桝の中には思わず手が出そうなくらいたくさんの豆が残されていた。
節分祭が終了したので、坂社では後片付けが始まった。
また、同じ境内にある坂之森稲荷大明神でも後片付け、
そして、伊勢上座蛭子社でも
後片付けが始まった。
後片付けが終わっても9時前だった。
祭典を最初から拝観することはできなかったが、社務所の前に置かれた御鑰(みかぎ、御扉を開ける道具)を間近で拝見することができた。
なかなか目にする機会がない。
氏子総代の方にお話を伺ったところ、こちらの宮司は今社の宮司も兼務されているので、これから今社で節分祭を斎行されるから祭典を拝観したいのであれば今社へ向えばよい。と教えてくれた。
また、昨年かけられていたしめ飾りについて
最近ではしめ飾りの桃符が貴重な存在となり、学校での工作材料としてリサイクルされたり、なかには燃やされる桃符を集めて売りさばく人もいたりと時代も変化しているとのこと。ちなみに今は亡き父は一年が経過すると桃符の表面をカンナで削り、新たに「蘇民将来子孫家門」の文字などを書いていた記憶がある。再生していたんだ。
また、坂社での御頭神事は
宵宮 二月十日 五時(午後)
建国祭 二月十一日 十時(午前)
【参考】 神宮巡々での記録
坂社および伊勢上座蛭子社の由緒書き等をいただいたので、多くの方に興味を持っていただき、お参りいただけるようにここに掲載しておく。ぜひ、お参りください。
いろいろと説明してくださった氏子総代の方々にお礼を述べて坂社を後にした。
この後、伊勢市立伊勢図書館によってから村松町へ向う途中、たまたま今社のすぐ近くで信号待ちとなった。
斜め後方をパチリ。
看板をズーム、
二月三日 祭典 午前10時
追儺祭(節分祭)
今社社務所