2013年04月07日(日) 鍬形祭(九鬼岩倉神社)2013 動画あり (車、徒歩)
昨年に続き、今年も鍬形祭を拝観するために九鬼岩倉神社(鳥羽市岩倉町)を訪れた。
【参考】 2012年04月01日
そして、今年の目的は鍬形祭を映像に残すこと。
昨日の爆弾低気圧の影響で空はご機嫌斜めの状態が続いていた。磯部町を経由してここへ到着するまで「しとしと」、「ザーザー」の繰り返しだった。
鍬形祭が開始される午前11時前に到着すると雨足が弱まり、不思議にも傘が不要な状態になった。
今日は日曜日なので、神社の前にあるJA鳥羽志摩鳥羽支店の駐車場をお借りして九鬼岩倉神社へ向かった。
ちなみに、ここは九鬼氏の田城城跡であり、九鬼嘉隆に暗殺された九鬼澄隆の怨霊を鎮めるため九鬼岩倉神社が祀られているとのこと。
急な階段を登り、参道を進むと祭典が開始されようとしていた。拝観者は数名、カメラを手にした拝観者は私を含め4名。昨年もそれくらいだった。
まず、例大祭が開始された。祭員は手水舎にて手水を受けた。
祓詞が白された後、
修祓、
全員が修祓を受けると
祭員は拝殿へと向かった。(参進)
拝殿にて例大祭が斎行されるなか、拝殿前では鍬形祭の準備が進められていた。(ブルーシートの上に溜まった水が拭き取られた。)
拝殿および本殿にて、献饌、祝詞奏上、そして玉串奉奠が執り行われた。
本祭典には赤ちゃんを連れた夫婦が二組参加し、彼らも玉串を奉奠した。パチリ。「元気に育て!」
その後、撤饌。
最後に神酒にて直会が実施され、例大祭は終えられた。
例大祭が終了すると、いよいよ鍬形祭・・・。
『鍬形祭』とは、年頭にあたり豊作を祈願する行事で、田起こし~田植えまでの一連の所作を神前で演じる。木(榊?)の幹と枝の形状をうまく利用して作られた鍬が準備され、
藁の束とともに各人の前に並べられた。
【鍬形祭の開始】
なお、祭典の式次第等については先に紹介した昨年の記録 鍬形祭(九鬼岩倉神社) を参照していただくこととし、ここでは動画の掲載を主とする。
準備が完了すると太鼓の合図とともに鍬形祭が開始された。玉串奉奠の後、祭文が読み上げられた。(祭文の内容については昨年と同様、聞き取ることができなかった。)
太鼓の合図、
玉串奉奠、
祭文・・・
その後、挨拶。
【鍬形祭】
挨拶に続き、祭典次第としては次の通り。ここでは、莚(むしろ)が田として演じられる。
- 田起こし
- あぜ削り
- あぜ塗り
- 馬入れ
- 肥しまき
- あぜくろ(畔のつくろい)
- 田ならし(T字形の道具で平らに)
- 種まき
- 苗とり
- 一服 (休憩)
- 田植え
- 豊作祈願
(動画 13分03秒、24.0MB)
(動画 13分35秒、23.4MB)
以下は、各場面でのパチリ。 まずは唱え文の読み上げから・・・
以上で鍬形祭も終了となった。
後片付けが進められる中、鳥居の前からお参りし、
九鬼岩倉神社を後にした。
神社の階段を下り鳥居をくぐり返してから左手へ進むと水田が広がっていた。
通過する近鉄特急が小さく見える・・・。
鍬形祭の余韻に浸りながらも13時から伊勢市二見町松下にて執り行われる弓祭りを拝観するため車を走らせた。
【 20130407 の記録 】
- 「家建(やたて)の茶屋跡」のオオシマザクラ(志摩市磯部町恵利原)
- 伊雑宮
- 鍬形祭(九鬼岩倉神社)2013 動画あり
- 弓祭り(伊勢市二見町松下)