2013年05月14日(火) 風日祈祭(外宮) (車、徒歩)
二日前、外宮めぐり(お伊勢さん125社)にて外宮を訪れた際、風日祈祭が斎行されることを思い出した。風日祈祭は風雨の災害が無く、五穀が豊かに実ることをお祈りする祭典である。外宮先祭のため外宮では朝五時からの斎行だが、夜間参拝停止時間は朝の五時まで。
可能なら御正宮への参進を拝観するため五時前に外宮の駐車場へ到着し、表参道火除橋へ向かった。
火除橋前に到着するとほどなく、神宮衛士の手により柵が移動され参拝が再開された。
手水舎で手水を受け、心身を清めてから第一鳥居をくぐると
退下が戻るまで扉が開かれている斎館前を過ぎ、第二鳥居をくぐった。前方では、忌火屋殿の前庭で修祓を終えた神職が大庭の前を参進していた。そして大宮司を先頭にした列は御正宮へと向かった。
その列の後から少し離れて続く別宮への辛櫃、パチリ。
また、大庭に建つ九丈殿では別宮等への遥拝準備が進められていた。
参進の列が板垣南御門へ入った後、しばらくしてから御正宮へ向かうと
外玉垣内に神職の姿が見られなかった。しばらく耳を澄ませながら外玉垣に張り付いていたが何も変化はなかった。しばらく時間がかかりそうだったので、風日祈祭の名に相応しい風宮へ向かった。
その途中で九丈殿を遠望すると多数の案の上に多数の御笠が並べられていた。多分、御蓑も添えられていたのだろう。
風宮での拝観に集中するため衛士に指示された番舎横で待機していた。
しばらくすると、御正宮での斎行を終えた神職の列が現れた。
大宮司を先頭とする参進は石階を登り多賀宮へ向かい、
他方の列は土宮へと向かった。
土宮での祭典は遠巻きに拝観していた。
土宮での斎行を終えた神職は風宮へと移動した。
番舎越しにパチリ。
今日もビデオ撮影が入っていたのでなるべく邪魔にならないように・・・
御笠と御蓑は五月の風日祈祭でのみ供進されるため、そのシーンを撮影しようと思ったが様々な障害のため難しかった。
その条件とは、
- この位置からだと辛櫃から取り出された御笠や御蓑はそれらを受け取る神職の陰に隠れる。
- シャッター音が祭典の邪魔にならないように使用するカメラは無音と決めたので、今はコンデジを使っている。(値段の安さで買ったのでAF、画質が・・・)
の二点。
【参考】 シャッター音が祭典の邪魔に感じた体験
やはり、風日祈宮でないとそのシーンを拝観することは難しいのだろうか?
風宮での風日祈祭が続く中、多賀宮からの退下の列が石階を降りてきた。
風宮では八度拝・・・
風宮でも斎行を終えると退下となった。
私はまず多賀宮にお参りした後
下御井神社、土宮に続き風宮にお参りした。
この後、御正宮へ戻ると御垣内参拝を終えた。
今日は仕事なのでこれから帰路に着くため北御門参道へと向かった。
二日前は工事用のフェンスに囲われていた五丈殿も今日は姿を見せていたが、気になる点が一点。
五丈殿の柱を見るとすべての柱の下部が新しい材で継がれていた。この光景を見てあることを思い出した。
【参考】 これだ
実はこの理由を絞り込むために今回の式年遷宮にて朝熊御前神社の御造営を気長に待とうと思っていた。ただ、五丈殿の変化から想像すると○○殿に関しては20年に一度建て替えるのではなく、修繕で継ぐこともあるのかも知れない。朝熊御前神社も?と想像は出きるが定かではない。ただ、答えではないがヒントを得たようで、早速に御垣内参拝のご利益か?