2013年08月10日(土) お白石持行事 古市からの内宮奉献 動画あり (徒歩)
お白石持行事特別神領民の内宮奉献ボランティアを終えると、おはらい町通りにて浦田駐車場を出発したお白石の内宮奉献を見学してから古市街道へ向かった。
牛谷坂を下った辺りで本町奉献団と遭遇。
【本町 牛谷坂の下にて】
休憩中だった。
10分後くらいに出発するとのことだったので、
この場を後にして牛谷坂を登り始めた。振り向いてパチリ。冷凍車から団員に配られているアイスキャンディーがやけに美味しそうだった。各奉献団がさまざまに熱中症対策している。
坂の中腹まで登り下り方向をパチリ、
登り方向もパチリ。牛谷坂に奉献団がいないのも珍しい。
牛谷坂を登りきる辺り、沿道の民家から道路に水がまかれていた。この上を歩くだけで涼しい。(感謝)
【曽祢町 桜木町バスのりば付近(牛谷坂の上)】
そして、桜木町バスのりば付近には曽祢町の奉曳車が停まっていた。
曽祢町も休憩中。
綱が綺麗に巻かれた奉曳車をパチリ。
先が詰まっているし、まだまだ出発の気配がなかったので、
こちらも後にして先へ進んだ。振り向いてパチリ。
古市街道を古市方向へさらに進むと「桜木地蔵」への道標が現れる。この辺には奉献団の姿が見られなかった。
さらに進むと「大世古奉献団 囃子連」と書かれたトラック。
その先には、いつも桜木町奉献団、桜が丘奉献団が接待してくれているテント。
テントの前を通り過ぎてさらに進むと台車の上には巻かれた綱、大世古町。
【大世古町 古市街道(桜木町~三条前)】
綱先の少年をパチリ。彼は何を見つめていたのだろう?
綱をたどりながら奉曳車へ向かうと
三条前バスのりばの先に停まっていた。
奉曳車に近づいてパチリ。
奉曳車の上部は山車のように屋根があり、お白石が詰められた木樽が水平に積まれていた。
まもなく、木遣り一本。
木遣り唄が終了すると奉曳が再開された。
【動画】 大世古町
(1分15秒 4.6MByte)
大世古町奉献団を見送ると
さらに古市方向へ進んだ。
伊勢古市参宮街道資料館前でも水がまかれていた。心遣いがありがたい。(感謝)
【宮後 古市街道にて】
伊勢古市参宮街道資料館を過ぎると前方から宮後奉献団のトラックがやってきた。
宮後は町内曳、上せ車を見学した奉献団だ。
【参考】
このトラックに乗っていたのは、地方(じかた)連の皆さん。
地方連による演奏が始まると
踊り手が動き始めた。
さらに進むと「宮後町」と染め抜かれた旗が停止していた。
「さぁ、出発」
旗の後、綱先には子供たちが陣取っていた。「エンヤ、エンヤ・・」
綱がかなり長い、かなりの人数だ。
古市街道沿いにある寂照寺の前、
さらには、麻吉旅館の入口付近で奉曳を見送っていた。
進んで、練って、・・・を繰り返しながら
やっと奉曳車の姿が見え始めた。
どんどん近づいてきた。
「おっ、二連だ!」、上せ車の時と同じようにお白石の奉献も二連の奉曳車となっていた。
【動画】 宮後、二連の奉曳車
(1分43秒 6.6MByte)
二連曳きの後ろの奉曳車を制御する梃子方。「俺に任せとけ!」と背中で見せる、無言の風格がかっこいい。
そして、最後尾には宮後紅舞太鼓の叩き手衆。上せ車でも大活躍だった。
ここで宮後奉献団を見送ると出発点である古市を目指した。
【一之木町須原 出発点である古市にて】
出発点である古市では、一之木町須原奉献団が出発に向けて木遣り唄を披露していた。
最後に子供木遣りが披露されると
奉曳車から綱が伸ばされた。
綱先が力強く引かれると
曳き手が綱に集まり先へ先へと伸ばされた。
綱先から古市街道、丁字炉の突き当たりにある郵便局方向をパチリ。進行方向だ。郵便局前を左折。
綱先から奉曳車の方向を望んだが、左へカーブしているためここから奉曳車の姿は見えなかった。
出発時の奉曳車のを確認するために奉曳車へ戻ると、その途中で「奉曳三番車」の出発地点を示す看板、
さらには「奉曳四番車」の出発地点を示す看板を通り過ぎた。
一之木町須原奉献団は本日古市出発の最終、「五番車」だった。
綱が張られ奉曳の準備は整った。
木遣り唄が披露されると
奉曳が開始された。
【動画】 一之木町須原、奉曳開始
(27秒 1.9MByte)
(31秒 2.4MByte)
【動画】 一之木町須原、奉曳開始直後の練り
(22秒 1.9MByte)
出発地点である古市で一之木町須原奉献団を見送ると別ルートで先回りすることにした。
近鉄五十鈴川駅方向への急坂を下り伊勢自動車道の高架をくぐると、さらに近鉄の線路をトンネルでくぐり五十鈴ヶ丘団地に出た。五十鈴ヶ丘団地から先ほどくぐった伊勢自動車道を高架で越えると
麻吉旅館の裏手にある石段へと向かった。
石段を駆け登り、その先にある古市街道へ急ぐと
ちょうど、一之木町須原奉献団の先頭が到着したところだった。
太鼓に合わせて
踊りが演じられ、
その後ろでは子供たちが練りを楽しんでいた。
彼らがここでの体験を糧に今後を担ってゆくのだろう。
古市街道の町並みもかなり変貌してしまったが、この辺にはちらほらと昔の風情を残す家がある。
私が修道小学校に通学していた頃(40年位前)、この付近に「大安」の看板を掲げた大きな旅館があったような? おぼろげな記憶だが・・・。
私が記憶と現実を交差させる場所、古市街道を奉曳車が曳かれている。
一度停止したが、木遣り一本で改めて動きだした。
【動画】 一之木町須原奉献団、麻吉旅館入口付近(古市街道)にて
(1分11秒 4.9MByte)
今日も暑かった。沿道の住民からシャワーでの応援。私も浴びせてもらった。(感謝)生き返る。
綱先が伊勢古市参宮街道資料館付近を通過した。道標には「2.1km 内宮」とある。実際はそれより長いだろう。普通に歩いたら30分、しかし奉曳はそんな尺度では進まない。いったい何時間掛かるのだろう?
ここでも、木遣り唄、練りが・・・
私は明日の特別神領民内宮奉献サポートのことを考えて、この場で古市街道を後にした。
お白石持行事に関しては 有限会社 伊勢文化舎 が発行する『伊勢の今を伝える いせびとニュース 夏号(第11号)』に簡潔にかつ明解に紹介されている。幸いなことに本ニュースのPDF版が伊勢文化舎のホームページにて無料で提供されている。ぜひご覧ください。(感謝)
【参考】
また、お白石行事のスケジュールおよび本期間中の伊勢市内交通規制については伊勢市のホームページに掲載されている。
【参考】
- お白石持行事のページ (伊勢市のホームページ)
- お白石持行事期間中の交通規制 (伊勢市のホームページ)
- お白石持行事公式ホームページ (御遷宮対策委員会)
【 20130810 の記録 】
- お白石持行事 浦田からの内宮奉献
- お白石持行事 古市からの内宮奉献 動画あり
(8/10)