2013年08月11日(日) お白石持行事 古市からの内宮奉献 動画あり (徒歩)
おはらい町通り、岩戸屋の前で最後に浦田駐車場を出発した田尻町奉献団を見送ってからさらに進むと白鷹(三宅商店)前で常磐第一奉献団。こちらの奉献団は古市を最初に出発した。
古市街道を練り歩き、急な牛谷坂を下り、長い奉曳の道程がそろそろ終わろうとしていた。目指す宇治橋は目の前だ。
【常磐第一 おはらい町通りにて】
先導する車両では太鼓が打ち鳴らされていた。
こちらが綱先で、現在停止中。
赤福本店前ではおかげ横丁側と新橋側を行き来する観光客がくぐれるように、綱が高い位置に・・・。
さらに進むと綱の継目が。パチリ。 こりゃ重いよね!
さらに、さらに先へ進むと
神宮道場付近に停止している奉曳車が見えた。そして、「木遣り一本」の声がかかった。
木遣り唄が終わると 「エンヤー、エンヤー・・・」
奉曳車が動き出した。
動きはじめるまでは綱元でも力が入る。
ここで、常磐第一奉献団を見送った。
【宇治奉献団による冷茶接待】
神宮道場前では宇治奉献団による冷茶接待。奉献団だけでなく観光客も喉を潤していた。
さらに進むと左手に次のポスターを発見。
本展示はテーマは「御白石」で神宮徴古館にて9月8日(日)まで開催されている。ぜひ行ってみよう。
おはらい町通りをさらに進むと右手にある村田酒店、多くの人が自動販売機に集まっていた。暑いし、熱い。
また、民家の入口には水が張られたバケツ。
フェンスの張り紙には「ご自由にお使いください 飲めません(井戸水です)」
私もこの水を使わせていただき、手先、首筋に・・・。「冷たい!」 さすがに井戸水だ。(感謝)
そして、おはらい町通りの入口付近に設置された飲料自動販売機を見ると、今飲みたいと思う商品には「売切」の文字が続出。
【浦口町 牛谷坂下~おはらい町通り入口】
おはらい町通りを出て、宇治浦田町交差点へ向かおうとすると前方から
浦口町奉献団の先導車がやってきた。
踊り手を引き連れて、おはらい町通りへ入って行った。
宇治浦田町交差点を横断すると茣蓙を担いだ浦口町の団員とすれ違った。振り向いてパチリ。かっこいい。
そして、奉曳車の綱先は猿太彦神社の前まで進み、
威勢がいい子供たちが先導していた。
綱は宇治浦田西交差点から牛谷坂方向へ。
宇治浦田西交差点を右折すると奉曳車は牛谷坂の下へ到着していた。
奉曳車はドンドン曳かれた。
【動画】
奉曳車は宇治浦田西交差点を一気に左折「一気、一気・・・・止めるな、止めるな!」
(49秒 3.7MByte)
浦口町奉献団を見送ると牛谷坂へ向かった。
牛谷坂を登りきると
【常磐仲町 桜木町バスのりば付近(古市街道)】
その先には常磐仲町奉献団のトラックが停車し、
休憩(昼食)中だった。
奉曳車の前には綺麗に巻かれた綱が。
中心から立ち上がった綱の先端が印象的だった。さらに綱が地面に着かないように細心の注意を払っているように見受けられた。
綱の取扱いについては奉献団によりかなりの差異がある。やはり、綱の取扱いが丁寧な団は好感度が高い。
私は休憩中の常磐仲町奉献団を見送ると古市方向へ向かった。
その途中で、古市街道の沿道では住民からシャワーによる激励! 気持ちいい。(感謝)
【黒瀬町橘栄社 古市街道にて】
さらに進むと黒瀬町橘栄社奉献団のトラック。
その先には綱が伸びていたが、・・・
綱元はかわいい奉曳車だった。ちびっこ奉曳車だ。
さらに先へ進むと黒瀬町橘栄社奉曳団の旗が翻っていた。
旗の後方では綱が巻き取られていた。綱の繋ぎ目をほどくのは大変だ。
綱はドンドン巻き取られてた。ただし、綱を引くのではなく、車輪が付いた巻き取り機が奉曳車へと近づけられた。
綱が巻き取られるまで・・・、綱の間で沿道から水道のシャワー、いや放水を受ける男性、胸元がずぶ濡れ。この暑さの中では気持ちいいだろう。
さらに進むと
木遣り衆、
奉曳車は三条前バスのりばの先に停まっていた。
ここでも沿道からのシャワーのサービス、タオルを濡らすだけでは足りずに頭から・・・・。大満足(感謝)
すると
その前を巻き取り機が通り過ぎ、
奉曳車へ近づいた。
以上で巻き取り完了。綱の取り扱いは完璧。お見事だ!
三条前で休憩中の黒瀬町橘栄社奉献団を後にして古市方向へ進むと次の交通規制看板。
【通町 古市街道にて】
さらに進むと寂照寺の前に「登保里(とほり)」の幟を先頭にした通町奉献団がやってきた。
太鼓の演奏に続き、
綱先。
木遣りに促されて前へ前へと進んだ。時には練りも・・・。
通町の法被には能面が描かれている。伊勢三座のひとつである通能を今も継承している地域としての象徴だ。
【参考】
【動画】
前へ進み
(19秒 1.3MByte)
練る
(13秒 1.1MByte)
しばらくすると
奉曳車が登場。
【動画】 通町奉献団の奉曳車が麻吉旅館入口付近を通過
(1分18秒 5.6MByte)
通町奉献団を見送ると古市の出発点へ向かった。
【一色町 古市出発点にて】
古市郵便局の前で古市街道を右折すると・・・
その先では一色町奉献団の踊り衆が鳴子を手にしてよさこいを踊っていた。
そして、エンディング。
一色町の奉曳車を確認に向かうと奉曳車の前には二台の軽トラックが停まっていた。その荷台には綱が準備されていた。どうも軽トラックで綱を伸ばすようだ。
一色町も通町と共に伊勢三座のひとつであり一色能を今でも継承している。
【参考】
また、一色歴史年表・解説(一色町自治会)によると、法被の背中にある図案は「一色のシンボルマーク」、鶴と松の象徴で戦後のお木曳きの法被に使われてから定着したそうだ。
私が給水のために飲料自動販売機を探していて戻ってきたら、能を継承する地区らしく謡曲が披露されたそうだ。(多分、高砂?)
その後、綱が伸ばされた。しかし、地面に・・・・。トラックの荷台には白色の綱も載せられているので、どこかで取り替えられるのだろうか?
まずは、木遣り唄が披露され、
綱が張られると
木遣り一本で
「エンヤー、エンヤー・・・」、奉曳車が曳き出された。
私はここで一色町奉献団を見送ると帰路についた。
お白石持行事に関しては 有限会社 伊勢文化舎 が発行する『伊勢の今を伝える いせびとニュース 夏号(第11号)』に簡潔にかつ明解に紹介されている。幸いなことに本ニュースのPDF版が伊勢文化舎のホームページにて無料で提供されている。ぜひご覧ください。(感謝)
【参考】
また、お白石行事のスケジュールおよび本期間中の伊勢市内交通規制については伊勢市のホームページに掲載されている。
【参考】
- お白石持行事のページ (伊勢市のホームページ)
- お白石持行事期間中の交通規制 (伊勢市のホームページ)
- お白石持行事公式ホームページ (御遷宮対策委員会)
【 20130811 の記録 】
- お白石持行事 浦田からの内宮奉献 動画あり
- お白石持行事 古市からの内宮奉献 動画あり