2013年09月22日(日) 第62回神宮式年遷宮 遷御の儀に向けた準備が進む内宮 (徒歩)
第62回神宮式年遷宮、10月2日に遷御の儀が斎行されると内宮の遷宮はほぼ終了となる。遷御の前に現行の社殿にて最後のお参りを済ませるため内宮を訪れた。
宇治橋を渡り、東詰でパチリ。
今日は神宮舞楽公開初日、あと30分後に開始されるが、目的はお参りでかつ【キタヰの妻】を同行しているので、待つことはせずに参道を先へと進んだ。
手水舎で心身を清めた後、第一鳥居をくぐるとまずは瀧祭神にお参りするため・・・。なんと、長蛇の列だ。瀧祭神への参拝者のこんな長い列を見たことがない。
「あっ、新しい!」、玉垣御門および玉垣が造替されていた。
我々は列の脇で遥拝すると第二鳥居の手前で参道へと戻った。
神楽殿の前を通過し、五丈殿を過ぎると以前工事中だった忌火屋殿が全貌を現していた。瑞垣、蕃塀、屋根が新しくなっていた。
忌火屋殿を後にして
正宮へ向かう途中、別宮遥拝所の前で新御敷地方向をパチリ。
参道をさらに進むと参道の右側には外宮と同様広い板張りのスペースが作られていた。
遷御の儀に招待される方々の拝観スペースになるのだろう。(遷御の儀は一般には公開されない。そのため、拝観規制がある。ただし、一部地域ではTV中継が予定されている。詳細は後述)
板張りのスペースはこんな感じでかなり島路川まで続くほどの奥行きを見せていた。
新しい御贄調舎の周囲はこんな感じ。
また、内宮にも雨儀廊が設営されていた。新宮の石階部分、
そしてこちらが参道。
全体をパノラマで!
参道から新しい御贄調舎方向をパノラマで!
現在の正宮にお参りするために雨儀廊を歩いた。外宮では体験できなかったことだ。
何とも不思議な感覚。
現在の御贄調舎と新しい御贄調舎をパノラマで!
そして、最後は正宮への石階下でパチリ。遷御の儀の当日はここを絹垣が降り来る。
正宮へお参りすると出口は板垣を東に出て、板垣の周囲を北へ、西へと進み荒祭宮への石階上へ出るルートだった。荒祭宮も長蛇の列をなしていたので、石階の上から心のなかで遥拝を済ませると御稲御倉へ向かった。
規模は小さいもののこちらも正宮と同じ唯一神明造である。ちなみに正宮の鰹木は10本であるのに対し御稲御倉はそれらは6本だ。これでも規模の違いを推し量れる。
金物はキラキラと神々しい。
御稲御倉にてお参りを済ませると新宮の板垣西御門の前を通り参道を戻った。
先にも紹介したように遷御の儀は一般には公開されない。そのために参拝が規制されるため注意が必要だ。
【注意】 遷御の儀に際し、参拝は次の通り規制されるので注意。
◆一般参拝
内宮 10月2日(水)午後1時より終日
外宮 10月5日(土)午後1時より終日◆特別参拝
内宮 10月1日(火)~10月3日(木)終日
外宮 10月4日(金)~10月6日(日)終日
【情報】
なお、内宮での遷御の儀については、受信地域限定とはなるがTV中継があるそうだ。詳細については後の記録で紹介予定。
【 20130922 の記録 】
- 第62回神宮式年遷宮 遷御の儀に向けた準備が進む外宮
- 茜社の御神木
- 内宮前駐車場、満車 150分待ち!
- 第62回神宮式年遷宮 遷御の儀に向けた準備が進む内宮
- 流れが復活した五十鈴川
- 稲刈り後の御神田(猿田彦神社)