2013年10月13日(日) 白滝大明神(鳥羽市) (車、徒歩)
鳥羽市船津町にあるこの場所、白滝大明神の参道入口。
この場所は何度か通過したことがあるが、白滝大明神へお参りするには至っていなかった。そのため機会があれば訪れたいとすっと思っていたのだ。
【参考】
今回、八幡神社(鳥羽市船津町)の御遷座を拝観するために船津を訪れたため、やっとその機会を得た。しかも、八幡神社の御遷座の奉祝祭にて挨拶された宮司の言葉に「八幡神社の石垣は白滝から苦労して運ばれた・・・」とあった。それでさらに白滝に興味を覚えた。
八幡神社を後にすると石垣横の坂道を下った。下り切った付近が参道入口、早速ここから白滝大明神を目指した。
なお、白滝大明神への詳細なアクセス方法については後に紹介する「白滝大明神のパンフレット(船津白滝大明神奉賛会)」が詳しい。
「白滝大明神」の幟に従って歩き始めた。
秋を感じながら道なりに進み、
突き当たりを左へ。
この案内板がある「折れ曲がる矢印」に従い
古民家の前へ。
この建物の壁には『白滝さん休憩所』と書かれている。「ご自由にお入り下さい。」とも書かれているので帰りに立ち寄ることとし、まずは通り過ぎた。
水路を左手に見ながら進むと
参道は右へとラウンド。
緑色と青色の世界に紅一点、
これは何だろう?
ネットで調べたところ、どうも権萃(ゴンズイ、別名クロハゼ)らしい。
その後は目立つ色も無く、先へと進んだ。
前方に何かが見える。
杖が準備されていた。これから坂道だ。
それほど急ではない坂道を数十m上るとピーク、ここからは下りだ。
下ると左手にテーブルがあり、白滝大明神の説明が準備されていた。
先へ進むと飛び石のような大きな石が続いている。
実はこの場所は白滝大明神がある白滝からの水が流れるルートになっているようだ。現在は雨が少なく、水不足のため伏流していると思われる。このほど紹介するがこの左手には砂防ダムがあり、大雨の際にはこの場所も水で覆われるかもしれない。
この場所で右折すると
説明板と鳥居が見えた。
説明板には、白滝大明神の由来が書かれていた。
山全体を御神体として大山津見神が祀られている。
鳥居の前にある手水所にてお清め。
鳥居をくぐると
その先には、白滝再興 三笠塚。
白滝再興 三笠塚に関する説明はこの説明板に。
そして、こちらが三笠塚。
ここから坂道を進むと
右手に大きな「行者大岩」の看板がある。沢の向かいに大きな岩があり、その上に祠がある。昔はあの場所に行者が座っていたのだろうか?
賽銭箱の背面、参道の反対側には次の案内板がある。あと80mだ。
歩きながら沢を確認すると確かに大きな岩がゴロゴロしている。八幡神社の石垣として使われた話も納得できた。
そして最後の上りの石段、
「トン、トン、・・、トントントン」と駆け上がった。
木々には注連縄が張られ、前方には赤い鳥居が見える。
近づいてパチリ。鳥居の右手には白滝さんの弘法岩の説明板があるが、
いったいどれが弘法石かわからない、説明板の背面にあるこの石だろうか?
弘法岩の疑問は置いておいて、とにかく白滝大明神へのお参り。赤い鳥居をくぐると
賽銭箱の奥にある
注連縄へ近づいた。こちらでお参り。
ただ、水が少ない! 現在は滝とは言えないほどにチョロチョロだ。ちょっと残念。白いカーテンのように流れる滝を見てみたい。「また、いらっしゃい」と言うことだろう。
白滝大明神へのお参りを終えると来た道を戻った。最初の鳥居、手水所の付近を歩いていると頭上から落下物。「おお危ない」、今日は防止を被っていなかった。当たらなくて良かった。
その落下物とはこちらだ。当たっていたらと想像するのも・・・。
周囲を見回すと数個のいが栗が落ちていた。足で割って中身を取り出した。
左手を見ると、行きに飛び石の辺りで説明した場所、砂防ダムだ。どこまで水をためるのか想像もできない。
さらに、先ほどのテーブルを通り過ぎる時、手にしていた栗をその上に置いた。自然のものは自然に返しておこう。動物が食べるだろう。
このテーブルの近くにある「どんぐり小屋まで300m」の道標に気を良くして歩みが軽快になった。
周囲も
頭上もパチリ、パチリ。
杖が置かれた場所を過ぎれば休憩所 どんぐり小屋までもうすぐだ。
白滝大明神の休憩所 どんぐり小屋まで戻るとその前を流れる水路をパチリ。なんと澄んでいるのだろう。
先ほど通り過ぎたどんぐり小屋で休憩させて頂くことにした。
建物の中を確認したところ不在だったので、表にある台をお借りすることにした。
その前に台の上に並んでいたものをパチリ。栗、柿、どんぐり。
次の案内。
さらに白滝大明神のパンフレットがあった。
ここには、アクセス方法、参拝方法などが書かれている。
さらにこの裏側には、船津を含む加茂エリアの見所がマップに紹介されている。
白滝さんおよび参道などの環境を整備し、どんぐり小屋を運営し、さらにはマップを作っているのは「船津白滝大明神奉賛会」であり、その会の公式サイトはこちらだ。
【参考】
この台の上で持参したおにぎりをパクつきながらお茶を飲んでいた。
こんな風景を楽しみながら・・・。絶好の昼食ポイントだ。
昼食を終えるとどんぐり小屋の中を拝見した。
入って左側には囲炉裏があり、座布団が敷かれている。また、その手前にはお守りなども売られている。
また、右側は土間で右の壁側には竈がある。おいしそうなご飯が炊けそうだ。なお、正面の掲示を見ると「冷蔵庫にお茶が入っております。ご自由にお飲み下さい。」とある。
何とも田舎のゆったりとした時間を楽しめる空間、のどかで心安らぐ。囲炉裏端で酒を酌み交わしたなら朝まででもいたくなりそうな空間。また、来よう。
無人のどんぐり小屋にお礼を述べると石垣を確認するために八幡神社(鳥羽市船津町)へ戻った。
八幡神社のこの石垣、すべてが白滝の石なのだろうか?
もしかしてこの社標もそうなのか?
なお、八幡神社に向かって右側の坂を下り切り、道なりに進んで踏切を渡るとその先には白滝大明神(白滝さん)の参拝者駐車場がある。
こんなに近鉄の線路に近い場所、
次の案内板がある。
【 20131013 の記録 】
- 白滝大明神(鳥羽市)