2013年11月10日(日) お伊勢さん125社 二見めぐり (車、徒歩)
二見浦の賓日館で開催される「三重県図書館シンポジウム 遷宮という仕組み」に参加するために二見を訪れた。シンポジウムのパネリストのひとりが植島啓司さん。最近、植島さんが連載を始められたのが、
集英社WEB文芸 RENZABURO[レンザブロー]
連載「伊勢神宮フィールドワーク」植島啓司
【参考】 第1回 伊勢神宮とは何か(前編)
で、連載の第一回に登場したのが二見の江神社である。
せっかくの機会なのでシンポジウムまでの待ち時間で江神社を含めたお伊勢さん125社二見めぐりの三社を巡ることにした。
まずは、車で御塩殿神社へ向かった。
雨上がりのためさらに落ち着いた雰囲気。いつもながら誰もいない。
素晴らしい場所を独占だ。鳥居をくぐると御塩殿の前を左へ進み
御塩殿神社にお参りした。
こんなパノラマを撮ったことがなかったので、パ〜〜チリ。
余りゆっくりもしていられないので、参道を戻ると社域を出た。
二見総合駐車場に車を駐めるとこのあとは徒歩だ。
裏手にある駐車場から二見生涯学習センターの前へ出ると
玄関脇には第十六回 平成の伊勢三座「伊勢の伝統の能楽まつり」の案内板が立てかけられていた。今年は内宮の参集殿能舞台での奉納になるそうだ。
二見生涯学習センターを背にして伊勢市二見総合支所の方向へ進むと前方には堅田神社の社叢が迫る。
横断歩道で国道42号を渡り、左方向へ進むと
民家の間にある細い通路が、実は堅田神社の参道だ。
参道入口には鳥居がないのでそのまま進むと
参道は右に折れて次の風景となる。
お参り。
殿舎前から鳥居方向を望むと生垣が次のように切れていて、自由に出入りできる。こちらは生活感あふれる参道だ。
堅田神社を後にすると第一の目的地である江神社へ向かった。国道42号を進むと「左 二見興玉神社」への丁字路がある。その付近でパチリ。
さらに進むと目の前にはトンネルが二つ。右側は新しいトンネルで車用、そして左側は旧トンネル「二見隧道」だ。
歩行者用の二見隧道へ入りパチリ。トンネル独特の照明で路面や壁面のシミが不気味だ。夜中に歩くのは・・・。
トンネル内を流れる空気が外とは異なる。いきなり別の世界へワープしたかのようで、出口へたどり着くとホッとする。
トンネルを抜けるとそこは・・。左下方には禊の浜(二見興玉神社)が見える。
さらに国道を進み江交差点を右折すると民家の間を抜けて「左 とば、右 あさ満」道標にたどり着く。
ここを右、「あま満」方向へ向かった。
何度か折れ曲がる細い道を進むと高泉院。
高泉院の洗心掲示板には次の言葉が掲げられていた。
自利利他
人のよろこぶ
仕事の中に
わがよろこびも
ひそんでる
高泉院の前を過ぎるとこの風景だ。突き当たりは右。
もうこの先、左方向が江神社の社叢だ。
道なりに進むと白いポールが立てられていた。車は入れない?(軽トラックは大丈夫か?)
これだと『お伊勢さん125社、一日だけで参り』を実行する時、どこに車を駐めればいいのだろう?
【参考】
そんなことを考えながらさらに進むと左手にはこんな風景が広がる。湿地帯だ。所々に水が浮いていた。そして、その先にはJR参宮線が走っている。
そしていよいよ江神社だ。木々の中へ入ると
左手が江神社の社域、
参道脇に社標がある。
参道を進み・・・
お参り。
今日の巡りの目的は果たせたので後は賓日館へ向かうだけ。ゆっくり歩いてシンポジウム開始の10分前には到着できるだろう。
行きは急ぎ足だったので帰りは風景を楽しみながらパチリ。もう秋真っ盛りだ。
そして、あの道標も過ぎて国道へ戻ろうとする手前、行きには通り過ぎた大江寺参道入口で立ち止まった。まずは、参道をパチリ。
さらに、参道入口に建つ十王堂、
中に入り、お参りしてからパ〜チリ。何体?
十王堂を後にすると国道まで戻り、歩道橋で国道を越えた。敢えて歩道橋を使う人はほとんどいないが、私は歩道橋が好きだ。容易に日常とは異なる視点を持てる場所だから。歩道橋から俯瞰してパ〜チリ。
その後は二見隧道を通らずに海岸へ進み、二見興玉神社の裏参道へ入った。
拝殿を通り過ぎて夫婦岩をパチリ。
こんなところに多数の御神籤が結ばれていた。
そういえば、11月17日(日)11:22〜 夫婦岩の前で、「夫婦の町の中心で、愛を叫ぶ!『めおチュー』」なるイベントが開催されるそうだ。
二見興玉神社を後にすると表参道から賓日館へと向かった。
賓日館の手前にある旅館のショーウィンドウで奉曳車のミニチュアを発見。
その隣には、お白石とお白石を包む白布。白布には「二見浦茶屋清渚連」の文字が見えた。
お白石持行事の記憶が蘇ってきた。
【参考 二見浦茶屋清渚連】
【参考 お白石持行事 全般】
予定通り、シンポジウムが開始される10分前には賓日館へ到着した。