2010年03月13日(土) 外城田めぐり(徒歩、電車、徒歩、電車、徒歩)
今回は外城田めぐりである。鴨神社が山の中にあると聞いているので楽しみだった。デジカメ(Canon PowerShot SX120 IS)を購入したので、今回から持参することにした。
伊勢市駅まで徒歩で行き、JR参宮線 8時52分発で外城田駅へ向かった。
外城田駅を出て右側へ進み、次の踏切の前を左折した。次の十字路を越えてから右折すると、御船神社が見えてきた。
次の十字路を左折し、道なりに進むと社叢が迫ってくる。左側には大規模な用水が流れている。が、この辺では用水にも蓋がかかっている。
御船神社(摂社)の正面には大きな石灯篭がある。繊細ではないが手彫り感が強い味のある灯篭である。
石段を上がると広い空間が開け、右手には手水石がある。
御船神社には、牟弥乃神社(末社)が同座されている。
御船神社を後にして、道なりに進むと右手に真念寺が現れる。
ここで振り返ると社叢っぽい森が多数見つけられる。どこが朽羅神社だろうか。
さらに道なりに進むと、改修された道路が現れる。変則的な道路でどこを通り抜ければいいのか分かりにくいが、目標は左へ道なりである。
畑の脇を抜けると前方に社叢が見えて来る。ただし、直線では辿り着けない。遠回りでも区画整理された農道をたどって行くしかない。
道路から左へ入ると次の風景がある。
ここにも石燈篭がある。この灯篭は少し人工的である。
参道脇には大きな切株があった。円周が数mありそうだ。
奥へと進んだ。
農道を抜けてから原の交差点を横断し、山の方へと進んだ。次の信号を左折し、1kmくらい歩くと右側に池、左側に幸神社が現れる。幸神社には目神、瘧(おこり)神なども祀られていた。
幸神社の交差点を右に進むと左手に次の風景が現れた。社叢の雰囲気だ。右手に坂道がある。(意識しないが、カーブミラーに自分自身が写っていた。)
先ほどの坂道である。
坂を上りきると社叢を回り込むように参道が続く。なかなか入口には辿り着かなかった。
石段下に手水石がある。
ここが、津布良神社(末社)である。
石段を上ると思ったより広い空間が広がっている。
津布良神社をでて参道を戻る途中、左側の木々の中に小さな祠がある。屋根の一部が欠けているが、注連縄が巻かれている。地元の方の信仰心が感じられる。
次は、今回の一番の楽しみである鴨神社への道である。ところが道に迷ってしまった。山田禅寺を経由して行く予定だったが、祠のところまで来てしまった。ここの十字路を右折するとすぐ左に山神公民館がある。
公民館の前の道を山の方へ歩くと、竹林の前に道標が見えてきた。
道標に近づくと、鴨神社の文字を確認できた。結果オーライだ。
道案内に従い、竹林を進んで行った。
竹林を抜けると林道の雰囲気になる。
さらに進むと心が和む風景が現れる。
この正方形のものは何なんだろうか? 肥料を作るためのものか?
ただし、振り返ると田舎の風景とは一転する。伊勢自動車道が通っているのだ。トンネルで自動車道を越える。
トンネルを抜けるとさらに山へと近づいてくる。
最初の分岐は左へ。
遠目には草で隠れて見えなかったが、左 鴨神社の道標がある。
ここから山道に入る。といっても十分踏まれていて行く先は明らかである。ただし、足元は良くないので、しっかりした靴を履いた方が良い。
さらに進むと、また分岐が現れる。ここも左へ進む。
ここにも、左 鴨神社の道標がある。
ここを過ぎると傾斜が急になる。いよいよ本格的に山道となる。倒木があり、風雨の影響が色濃く残っている。
道なりに進むと、左手に沢の音がして道が荒れてくると「氷室洞くつ」の看板が現れる。今回はこの看板に従い進んだ。が実際の参道はここを右側へ進んだところにあった。道が崩れていて上るときには気づかなかった。
しばらくすると、小さく鳥居が見えた。ここだ、ここが鴨神社(摂社)だ。竹林の道標から30分近くかかっただろうか?
あれ、右手に石段がある。やっぱりこの道は参道ではなかったのだ。
綺麗な苔だったので、名前も知らないが思わず撮影してしまった。
例の石段だ。苔むしていてほとんど踏まれていないようだった。
さらに下って行くと定の立札と石標がある。やはりこちらが正式なルートだ。さらに下って行くと道がない。斜面の土砂が山道へ崩れ、道が分かりにくい状態になっていた。あえてここを下りきると、先ほどの「氷室洞くつ」の看板の場所へ出てきた。
下りは速いものだ。来た道を一気に駆け下り、竹林まで走って行った。
竹林を出て、左折しまっすぐ進むと山田禅寺に辿り着いた。本来はこちらまわりを予定していたのだ。
山田禅寺を後にし、しばらく黙々と歩いた。途中、キジが目の前を歩いて横切って行ったのには驚いたが、シャッターを切る余裕はなかった。
さらに進むと、左手に田乃家神社(摂社)が現れる。ここへ入る道路脇には「御即位式記念材 大正・」の石碑が立っている。
参道には木々がそそり立っている。
なぜか、この踏み込まれた切株が印象的であった。
田乃家神社には、田乃家御前神社(摂社)が同座されている。
田乃家神社を後にし、来た道とは反対側、右へ出た。
数百m歩いて振り返った。
次の蚊野神社へ向けて歩いている途中、外城田小学校の手前左側に東外城田神社がある。定の立札には三重県神社庁と書かれている。
外城田駅の方向へとさらに進むと、民家が立て込む中に蚊野神社(摂社)がある。
蚊野神社には、蚊野御前神社(摂社)が同座されている。
鳥居もそうだが、苔が多い。
神々しい雰囲気であったので、思わず撮影してしまった。
蚊野神社を出て、角を曲がると、路傍に山神さまが祀られていた。
さらに進むと、棒原神社の社叢が見える。ここは背が高い。
踏切を越え、道なりに右へ進むとこの石灯篭が見える。ここを左へ入った。
しばらく進み、左を覗き込むと、この光景に出会う。
石段の下には、「急傾斜地崩壊危険箇所」の注意を促す看板がある。今は崩落防止の対応が取られているだろうが、昔は本当に危険な場所だったのではなかろうか?
石段を上っていくと、
さらに、石段がつづく。
上の石段を登ると斜面が崩れている。
棒原神社で参拝後、外城田駅へ戻った。下りの電車まで1時間くらいあったので、遅い昼食(いつもどおり、おにぎり)をとり、本日のめぐりを反省した。
また、上り、下りとも「快速みえ」が通過して行ったが、速度がとても速く感じられた。
後は伊勢市駅まで戻り、徒歩で帰宅した。