2011年03月19日(土) 近鉄 お伊勢参り 第二回 その5/10 大和神社(おおやまとじんじゃ) (電車、徒歩)
近鉄 お伊勢参り 第二回(市座神社から大和神社へ) で大和神社へ到着した。
【参考】
社叢の際にある石柱を見て、奥へと続く
細い道を進むとその先には
大和神社の広い境内が現れた。
細い道の入口には、道標があり「左 奈良近?」と読めた(?)。
さらに案内版には「JR長柄駅」とあり、JR桜井線(万葉まほろば線)の長柄駅への近道のようだ。本来の参道は本殿へとまっすぐに伸びている。
出てきた正面に「お茶ふるまい(天理市観光協会)」があったので一服いただいた。また、東北地方太平洋沖地震の義援金箱が置かれていたので、気持ちだけであるが「チャリーン」。
参道で本殿に向くと左手に手水社がある。ここでは手水が十分に満たされていたので、正式に心身を清めた。
ここに御由緒が書かれている。
柱には「伊勢へ七たび熊野へ三度 大和さんへは月まいり」とある。
さらに参道を進むと左手に蔵があり、その前には幟が横たえられていた。
いよいよ本殿へ。
ハイカーが少なくなったのを見計らって、
拝殿へと進み、参拝した。
手水舎の御由緒に「宮中三殿式の特異な御社殿」と書かれているが、全貌を見ることはできなかった。
社殿の前には地元のボランティアの方が今回のハイキングの説明員として解説してくれていた。
さらに左隣には、高龗(たかおおかみ)神社が、
さらに、その左隣には、朝日神社がある。
視線を参道へ移すと、その先には小さな建物がある。ここが神符守札授與所だ。
神符守札授與所の裏手には祖霊社がある。
さらに参道の反対側には、「崇神天皇御鎮座地」の立札がある。
参道を戻り、手水舎の手前を右に入ると、右手の樹木の中にも御社がある。
右側が事代主(ことしろぬし)神社で、
左側が厳島神社だ。
さらに参道を戻ると手水社を通り過ぎ、右手には老人憩いの家がある。もう一枚の看板には結婚式場とも書かれていた。
その反対側には、神道大和教会が。
さらに参道を戻ると右手に、増御子(ますみこ)神社がある。
その先にはまっすぐな参道が続いている。
鳥居をくぐると「下馬」の立札があり、近くに駐車スペースがあった。
さらに参道を進むと、常夜燈が私を呼んでいた。近づいて見ると、外側の仕上げとは裏腹に燈火を置く内側はかなり荒い削り跡が残っていた。なかなか興味深い。
参道をさらに歩いて第一の鳥居まで来るとその付近には三基の常夜燈が並んでいる。
建立の日付を見ると「延享五年三月吉日」とある。
延享五年は1748年。ただし延享五年は四月までで五月からは寛延一年になったとある。
これで、大和神社の正面にたどり着いた。
ここからの参拝が正式なルートだろう。
近鉄お伊勢参りハイキングを続けるため、大和神社を出てすぐのところに、この掲示だ。
三月十二日とあり一週間前の祭典だが、「御本殿桧皮葺替 竣功奉祝祭」とあるので、本殿の屋根が葺き替えられたようだ。
【近鉄 お伊勢参りハイキング 第二回 天理の町並みから黒塚古墳へ 20110319の記録】