2011年05月07日(土) 近鉄 お伊勢さん125社めぐり(第5回 五十鈴川15社) (徒歩)
第4回 鴨6社に引き続き、第5回 五十鈴川15社に参加した。
集合場所が五十鈴川駅だったので今回は歩いて駅へ向かった。8時頃に自宅を出発したところ、9時前には五十鈴駅へ到着した。集合時刻に対して30分前だったが、駅前には既に十数名の参加者が待っていた。
しばらくすると近鉄の方が現れ、受付を設置するとともに通路上に駐車されていた自転車を整理し始めた。
そして、準備が整うと9時15分頃に受付が開始された。
私は受付でコースマップを受け取ったが、コースマップはハイキング中にぐちゃぐちゃに折れ曲がってしまうため、もう一枚いただいたところこれにはナンバリングされていなかった。(内容はまったく同じ)これだ。
早速、歩き始めた。今日は神宮神田で神田御田植初(しんでんおたうえはじめ)が斎行される。神宮の祭儀は休日に拝観できる機会が少ない。神田御田植初(9時から)も拝観したいし、近鉄 お伊勢さん125社めぐりも満願したいし、と悩んだ結果、一方を選択するのではなく、欲張って両方とも・・・
五十鈴駅から御幸道路へ出て右方向へ進んだ。
しばらくすると左手に月讀宮の社標と鳥居が現れる。
鳥居をくぐり、参道を進むと突き当たりには手水社がある。ここで心身を清め、左手の参道を進んだ。(ちなみに、この右側には葭原神社が御座す。)
新御敷地、宿衛屋の前を通り、月讀宮へ。ここは月讀宮を始め、月讀荒御魂宮、伊佐奈岐宮、伊佐奈弥宮の四宮が祭られている。
向かって右から
- 月讀荒御魂宮(ツキヨミアラミタマノミヤ)
- 月讀宮(ツキヨミノミヤ)
- 伊佐奈岐宮(イザナギノミヤ)
- 伊佐奈弥宮(イザナミノミヤ)
だ。ただし、参拝順は
- 月讀宮
- 月讀荒御魂宮
- 伊佐奈岐宮
- 伊佐奈弥宮
参拝を終えると、先ほどの手水舎の奥に御座す葭原神社へ向かった。
ここでは玉垣内の清掃中だった。参拝の際に玉垣内の清掃に出会うのは稀なことだ。(ご苦労さま。)
参拝を終えると葭原神社側の鳥居から宮域を出て、
国道23号線を右折した。
その先には書店があり、その先の交差点に
青色の中村歩道橋がかかっている。この歩道橋を渡ると
前方には次の訪問先である宇治山田神社の社叢が見える。
歩道橋を降りると右手の路地から社叢を目指した。
突き当たりを右折すると右手にこの石柱が建っている。
さらに社叢を左に巻いて進み
ここを左折した。
すぐ左手、民家の間の細い路地が宇治山田神社(那自賣神社を同座)への参道だ。(ここは分かりにくい)
よく見るとこの社標があるので、確信を持てる。
小高い丘の上にあるので、スロープと石段を上るとここだ。苔と落ち葉が多かった。
参拝を終えて、先ほどの道路へ出ると左へ向かった。
道なりに進みとこの変則的な交差点に出る。今回は前方右手方向へ進み、
五十鈴川へ近づいた。田んぼに突き当たるので左折し、
赤い矢印シールは、我々を五十鈴川の堤防へと誘導した。
この先が五十鈴川の左岸堤防道路だ。
近鉄の橋脚をくぐる辺りで9時50分になっていた。少しでも神田御田植初を拝観するため、このあと神宮神田まで走った。
そのため、神宮神田までと、大土御祖神社(宇治乃奴鬼神社を同座)、国津御祖神社(葦立弖神社を同座)の写真は、
【参考】 神田御田植初(神宮神田、大土御祖神社)
神田御田植初を拝観した後は、通常コースに戻り、朝熊神社を目指した。
大土御祖神社の近くに架かる五十鈴橋を渡った。(ここは歩道専用の橋があるので、歩行者はそれを利用する)
渡る手前で振り返ると、大土御祖神社の社叢が見える。
五十鈴橋を渡ってからも先ほどの御田植初の神事を思い出しながら大土御祖神社の社叢を見た。
そして、五十鈴川の左岸へ出ると朝熊神社の近くの堀割橋までは堤防道路を歩いた。
右後方には、まだ、大土御祖神社の社叢が。
さらに進むと、今後は対岸に神宮神田が見えた。
コースからは少しずれるが堤防道路を直進すると、この構造物(何?)を通り過ごすと
伊勢二見鳥羽ラインの橋脚の下をくぐった。
しかしこの先は公園で行き止まりとなったため、水門の奥の
道路(コースマップに載っているルート)へ戻った。
さらに進むとこの分岐があるので、堤防を歩くため右側の砂利道を進んだ。
右手には先ほどの公演が見える。
河原には出ないように堤防上の道路を進んだ。
右側は五十鈴川だが、左手には田園風景が広がっている。
堤防道路をさらに進むと、五十鈴川に???が、ここが岩の川床のようだ。丁度干潮の時間帯だから水位が低くて川床が現れたのだろうか?
たまたま、近くに地元のおじいちゃんが立っていたので、「ここは何ですか?」と聞いてみたら、「蛇行していた川を直進させるために山を崩して岩を削った痕だ。」と教えてくれた。言われてみれば、そんな感じだ。(納得)
【参考】 岩の川床(五十鈴川)
もう、先の方には堀割橋が見えてきた。
ここが堀割橋、その先には朝熊神社の社叢が見えている。
橋を渡り、五十鈴川右岸を進んだ。なお、今日は五十鈴川の中に長く続く積み石を発見した。詳細は、
【参考】 五十鈴川内の積み石(堀割橋付近)
まずは、鏡宮神社の前を通り過ぎ、
朝熊神社へと向かった。人が何とか対向できる程度の幅の狭い青色の橋を渡ると左手に朝熊神社が御座す。
ここが、朝熊神社(アサクマジンジャ)。アサクマ、ただし、この辺の地名は朝熊町(アサマチョウ)だ。
石段を上るとさらに石座の上に、右から
- 朝熊神社
- 朝熊御前神社
が御座す。 参拝は朝熊神社を先に。ちなみに朝熊神社は内宮の第一摂社だ。
ところで、この二社の相違はどこに? よく見ると違うところがあった。(ただし、私はその理由をいまだ解明できず。)
ヒントは柱。訪問する機会があれば、比較してみては・・・
参拝を終えて石段を下りてくると、近鉄の方が「滑りやすいので、注意してください」と声をかけてくれた。確かに滑りやすかった。(注意)
朝熊神社を出ると正面には朝熊川越しに鏡宮神社が見える。
先ほどは紹介できなかったこの橋を渡り返した。
鏡宮神社の社域は道路より下がっている。(他には奈良波良神社くらいかな?)
石段を下ると
短い参道の先に社殿がある。
参拝した後、その右側にある通路を奥へ進むと
川へ下る石段がある。その下には木の柵で囲われた石(通称、虎石)がある。今日は干潮の時間帯で水位がかなり低かったので、川辺へ下りてしばらく散策していた。
ここは下流に向かって左側から流れてくる五十鈴川と右側から流れてくる朝熊川の合流地点だ。
朝熊神社の社叢もこんな感じに見える。
先ほどの朝熊橋だ。
通学路になっているのだろうか?
十分に川原を楽しんだでから鏡宮神社を後にした。
堀割橋まで戻ると橋を渡ってしばらくは直進だ。
途中で朝熊神社の社叢をパチリ。
突き当たりから加努弥神社が見える。
ここだ。あとは目指して歩くのみ。
道路とは反対側に鳥居が建っているので、この参道を入る。
社標からパチリ。まずは参拝した。
その後、前面の田んぼをパチリ。
最後に、朝熊神社の社叢に向かってパチリ。
さらに、加努弥神社から離れ、近くの水路から加努弥神社、朝熊神社の社叢をパチリ。
ここでもぶらぶらし過ぎたので、この先は松尾観音寺を目指してひたすら歩くことにした。
街並みをコースマップに従い歩くが、実は何度も訪れたことがある場所だ。私の場合、今まではほとんど逆コースだったので、今までとは異なる新鮮さがある。
丁字路を左折し、道なりに進むと
後は国道23号線の鹿海町交差点を目指した。
ここが鹿海町交差点なので、ここを直進すると
左手には宇治山田商業高等学校の看板があり、その隣には野口みずき金メダルロードの案内板がある。
さらに坂を下って行くと
左手にお福餅茶屋がある。
さらに先へ進むと、
坂を上り始めるあたりに、松尾観音寺の龍神伝説に関係する池、二つ池(西池)が見える。
池の近くまで行くとこんな感じだ。
元のルートへ戻り、坂を上ると
途中でまた池をパチリ。
しばらくすると再び、野口みずき金メダルロードの案内板がある。ここを左へ入り、倉田山公園へと向かった。
先ほどの道路にはこんな感じに歩道橋が架かっている。
公園内の道路を道なりに進むと
倉田山公園野球場の前に出る。(子供の頃は、伊勢市営球場と呼んでいたような?)
この隣には、モニュメント(野口みずき金メダルロード)があり、シューズと足の実寸台のレリーフがある。私は思わず、自分の足と大きさを比較してしまった。
後からやって来たカップルも脚を上げて、足の大きさを比較していた。
続いて、本日最後の目的地である松尾観音寺。左への道標に従い、左折すると
この先が松尾観音寺だ。
石段下の左側には当寺の「初午(はつうま)」について説明書きがあった。
石段を上り境内へと足を踏み入れると左手に手水石があり、御祈祷受付、本堂と続く。
なお、本堂へ入ると
右側の床板に龍が浮き出ている。節目等でこの様に見えるのだが
触るとご利益があるそうだ・・・
周囲を散策後、
龍神庭園を
パチリと撮影した後、松尾観音寺を後にした。
石段を下り、左側の細い急な坂道を下り、丁字路を左へ向かうとここ
松尾観音前交差点に出る。
後は国道23号線に沿って
伊勢自動車道の伊勢ICの下を通り抜けるとここに出る。
右手方向へ進むと御幸道路へ出るので、左折するとすぐ近くに五十鈴川駅がある。標識に従い進むと
五十鈴川駅だ。この矢印には感謝の文字が書かれていた。(こちらこそありがとうございます。)
五十鈴川駅の壁にタッチして私のハイキングは終了した。
この後も歩いて家路を急いだが、途中で式年遷宮記念 神宮美術館に立ち寄ってしまった。
【参考】 式年遷宮記念 神宮美術館
【近鉄 お伊勢さん125社めぐり(第5回 五十鈴川15社) 20110507の記録】
- 近鉄 お伊勢さん125社めぐり(第5回 五十鈴川15社)
- → 神田御田植初(神宮神田、大土御祖神社)
- → 岩の川床(五十鈴川)
- → 五十鈴川内の積み石(堀割橋付近)
- → 式年遷宮記念 神宮美術館