2011年05月14日(土) 風日祈祭(外宮) (車、徒歩)
外宮での風日祈祭が朝の5時から斎行されることを知ったのは2~3日前。4時に起床して4時半には自宅を出ようと計画し、昨夜は目覚まし時計のアラームを4時にセットした。
普段から5時には起床しているのでまったく不安はなかったのだが、今朝に限ってアラームに全く気付かず、目覚めたら5時過ぎ。何と既に祭儀は始まっていた。ここ数日は睡眠不足が続いていたのが・・・
とにかく、身支度をして車に飛び乗った。
外宮に到着すると駐車場にはかなりの車が駐まっていた。すでに6時前だ。
手水舎で心身を清めた後、火除橋を渡り北御門参道を急いだ。
忌火屋殿を右手に見ながらさらに進むと
九丈殿付近には案が集められ、祭儀の片付けが進められていた。
近くの衛士に祭儀の進捗状況を伺ったところ「現在は、別宮で・・・」。 急いで風宮へ向かったところ、これだ。
風宮での祭儀は終了直前だった。
右手を見ると、大宮司等の祭員が多賀宮から退下されてきた。
多賀宮からの退下は風宮の脇を通過し、
通り過ぎて行った。
すると、風宮にて祭儀を終えた祭員も
退下となった。
そして、風宮には誰もいなくなった。
ほどなく、風宮では風日祈祭の片付けが始まった.
風宮、土宮、下御井神社に参拝してから多賀宮への石階を上る途中で、風宮をパチリ。
風日祈祭の片付けが進んでいた。
多賀宮での参拝を終えて、風宮へ戻ってくると社殿の裏手へ朝陽が差し込んでいた。
遅ればせながら御正殿に参拝しようと参道を戻っていると亀石の前で足が止まった。なぜか亀石に引き止められた感じがしたのだ。亀石をしばらく眺めていると、「おぉ」「なんで今まで気付かなかったのだろうか!」・・・
亀石には無数の盃状穴がある。大きなもの、小さなもの、深いもの、浅いもの、こんなに多くの穴がある石は初めて見た。盃状穴は手水石にあるものだと思っていたが、こんなところにもあるんだ。それにしてもいったい誰が穴をあけたのだろうか?
亀石での感動の余韻を保ちながら御正宮(豊受大神宮)に参拝した後、三ツ石付近まで来ると辛櫃が次々に戻って行った。
大庭の前で四至神に参拝してから北御門参道を戻り、
御酒殿神を遥拝し、御厩を過ぎた。
左手にある細い参道を最奥まで進み、立入禁止看板の前で上御井神社に遥拝してから、大津神社、度会国御神社に参拝した。その後、北御門参道へ戻り、火除橋を渡ってパチリ。
結局、寝坊の為に外宮での風日祈祭の拝観は中途半端なものに終わってしまった。ただし、今日は次の収穫があったので良としよう。
- 風日祈祭は一時間程度で終了することが分かった。(次回、8月4日は寝坊しないぞ!)
- 亀石に盃状穴があることに気付けた。
- 125社まいりの外宮めぐりの半分ほどを回れた。