2011年07月23日(土) 近鉄 地ビールハイキング 二軒茶屋「伊勢角屋ビール」とハマボウ観賞 + α (徒歩)
今日は初めて体験する地ビールハイキング。御塩浜では土用の入りから採鹹(神宮の御塩作りに使用される塩分濃度が濃い塩水を採る)作業が開始されているはずなので、二軒茶屋から独自オプションを組んで回ってみようと思った。
御薗神社 に立ち寄ってから9時半受付開始の宇治山田駅へ向かった。
宇治山田駅の受付に到着するとハイカーはほとんどいなかった。既に出発して行ったのだろう。
受付でコースマップを受け取ると、私は144番目だった。(次のコースマップは予備のためにいただいたもの。そのため地ビール試飲券には予め×が付けられていた。)
早速、宇治山田駅を出て左へ。「オープントップ型 美し国スカイバス SKY BUS ISE・TOBA【7月16日~8月31日】」の看板が見えた。 ちなみに、前売り割引はもちろん、伊勢市在住割引(広報ISE 2011年8月1日号 No.74 最終ページ)もあるようだ。(ただし、要確認)
【参考】 美し国スカイバス
さらに、その先には「江姫ゆかりの地周遊バス」が停まっていた。9:40出発予定、今は9時38分、もうすぐだ。
コースマップに従い御幸道路へ出た。本来はこの交差点を左折(写真の上方向)するのだが、書籍「伊勢市の石造遺物」に簀子(すのこ)橋の道標が載っていたことを思いだし、出発直後からの寄り道となった。
【参考】 伊勢市の石造遺物めぐりの開始
先ほどの交差点を直進するとすぐ簀子橋を渡ることになる。周囲を見渡したが道標らしきものはない。以前、小田橋から錦水橋へ向かう途中に見かけた道標のことを思いだしたので、簀子橋を渡り、右折した。
その先右手にあったあった。これだ。案内板に「簀子橋の道標」とある。
※(D14)は、書籍「伊勢市の石造遺物(伊勢市教育委員会)」で付けられた番号
来た道を戻り、簀子橋よりも勢田川の下流にある錦水橋(と言っても、目の前に見える距離)の詰めにやってきた。
橋を渡り、伊勢郵便局を過ぎるとしばらく黙々と歩いた。
消防署前交差点手前の歩道にはこんな木の枝が横たわっていた。台風6号の名残りだろうか?
この先の消防署前交差点にて御幸道路から側道へ入るとそれは倭姫宮参道へと続く。
しばらく坂道を上ると右手に神宮美術館、左手には神宮農業館、さらに神宮徴古館があり、その先右手に倭姫宮の裏参道口が現れる。
ここから倭姫宮宮域となる。
鳥居をくぐる直前で、この縄に見とれてしまった。
鳥居をくぐり裏参道を進むと左手に宿衛舎があり、突き当たりには手水舎がある。手水舎で心身を清めると右手奥の倭姫宮に参拝した。
参拝を終えると宿宿衛舎(左)と手水舎(右)の間を通過し、石段を降りて表参道へ向かった。表参道は谷の中を進むような雰囲気で涼しい。
石段で一気に下った高度を緩やかな長い坂道で上り返すとその先には表参道口の鳥居が見える。
倭姫宮を出て、御幸道路の倭姫宮交差点まで来ると、この道標が建っている。左の坂道は古市へと続いている。
今回のコースではこの交差点を渡り、通称、黒門(実際には、御師福島みさき大夫邸の御門を移築したものとのこと)の前を右方向へ。
皇學館高等学校、皇學館中学の案内板があるのでその方向へ進み。上りの坂道で、上りきったら道なりに左へと進む。
民家の間の狭い道路を進むと右手は視界が開ける。イオン伊勢店の方向だ。
先へ進むと、左手には皇學館高等学校、さらには皇學館中学の門が続く。
その先には皇學館大学精華寮があり、その前を道なりに右へとカーブする。
この先に松尾観音寺があるが、途中の歩道でこんなものを発見。石柱の頭がアスファルトの間から露出している。これは何なんだろう?
そんなことを考えているとほどなく松尾観音寺に到着した。
石段を上り、
左手の手水で手を洗った。
まずは本堂へお参りに。
前回も撫でた床の龍。今回も充分過ぎるくらいなででおいた。
そして、本堂でお参り。
本堂を出ると正面では、接待のテントが準備され、ハイキングの参拝者をもてなしてくれた。
このかき氷だ。見ただけでも涼しげだ。一さじを口に含むと一気に汗が引いた。
私以外にも多くのハイカーが接待を受けていた。(感謝、感謝)
境内をぐるりとまわり、最後にこの旗をパチリ。「がんばろう日本」ではなく、もっと具体的に「がんばろう東北」だった。
おもてなしのボランティアの方々にお礼を述べ、松尾観音寺を後にした。
石段を下るとこの分岐だ。以前、近鉄 お伊勢さん125社めぐり(第5回 五十鈴川15社) では左のルートを進んだが、今回は来た道を戻った。
ただし、松尾橋の手前を右折して
伊勢市倉田山公園野球場の脇を通り過ぎた。
今は夏の甲子園の三重県大会が開催されているので、野球場は応援の楽器演奏や歓声で賑やかだった。まずはバックネット裏をパチリ。
続いて外野席。
さらに、野口みずきのモニュメント前からパチリ。
野球場の喧騒を後ろに聞きながら、倉田山公園を後にすると伊勢学園高校前の歩道橋を渡った。
歩道橋からこの先のルートをパチリ。
歩道橋を渡り、坂道を下ると右手に二つ池の西池が見えたので、一瞬だけの寄り道。パチリ。
ハンバーグ店 Knott’s Berry がある丁字路を左折するとしばらくは直進。
右手に青々とした田んぼを見ながら進むと
JR松尾踏切を渡る。
さらに直進すると二見街道の浜郷小学校前に出る。信号を待ち、横断歩道を渡る
次の十字路(右手の浜郷小学校の校庭が端)を右折して進むと国道23号線が目の前に見えてくる。(あの高架の先には浜郷神社(栄通神社)がある。)そこで、国道23号線の手前の丁字路を左折すると
その先には
いな川排水機場があり、目の前が勢田川だ。
勢田川の右岸へ出ると、対岸には牟山中臣神社が見える。
【参考】 牟山中臣神社
川沿いを上流へ進むと左手に
ハマボウの木が植えられている。ここがハマボウの観賞ポイントだ。
咲いている花の数は少ないが、咲いているものは黄色い花弁に赤い中心のポイントが印象的だ。
ハマボウのポイントを過ぎると右手に勢田大橋がある。ここからさらに上流を目指すと
勢田川の「2.4km」ポイントでは右手前方に二軒茶屋が見え、
勢田川の「2.6km」ポイントでは左手に見えてきた。
二軒茶屋の川の駅に和船みずきが停泊していたので、船頭さんに「これは臨時便ですか?」と問いかけると「臨時便です。」と返ってきた。
【参考】 木造船みずきでの船参宮気分
少し通りすぎてから和船みずきと二軒茶屋・川の駅をパチリ。
二軒茶屋。今日は地ビールハイキング。「伊勢角屋ビール」でビールが試飲できる。非常に暑くなった今はビールのことしか頭になかった。が、
まずは、二軒茶屋・川の駅に併設されたまちかど博物館「かどや民具館」を見学してから
【参考】 まちかど博物館「かどや民具館」
二軒茶屋餅の前を通り、二見街道挟んで反対側にある伊勢角屋麦酒(ビール)へ急いだ。
私の身体がビールの試飲を優先してしまい、試飲会場の写真が皆無だった。帰宅後にビックリ。よっぽどビールを飲みたかったのだろうか? (ハッハッハ・・・・)
で、気づいた時には二口ほど口を付けてからパチリ。試飲だが実際に販売されているカップのもので、二杯目は500円と掲示されていた。(500円分の試飲とは太っ腹。) おいしくいただきました。ごちそうさま。
私がビールを頂いている間に、和船みずきが河崎の川の駅を目指して出向していった。行ってらっしゃい。
ここからが、私独自のオプショナルツアー(+α、御塩浜コース)だ。
まずは、二軒茶屋・川の駅から勢田川の右岸を下流方向へ戻り、右手に赤い鳥居が見える勝廣稲荷大明神へ向かった。
赤い鳥居をくぐるとその先にも多数の鳥居があり、それらの先に勝廣稲荷大明神の社殿がある。これだ。
参拝を済ませると隣接する橘神社へ移動した。と言ってもこの通り道を抜けると4~5歩で橘神社だ。
橘神社に参拝後、
二見街道へ出た。
ここからは汐合大橋を越えるまではひたすら道なりの歩行だ。播田屋の看板を過ぎると国道23号線が立体交差となる。
立体交差をくぐり、さらに進むと、この道路標識があり、
その左手へ一歩踏み入れると次の案内柱が見える。
国道42号線を二見方向へ進むと汐合大橋が見えてくる。
汐合大橋。ここから対岸に御塩浜(の杜)が見える。
あれだ。(これじゃ分からないか!)
汐合大橋を渡り、詰めの交差点を左折すると御塩浜だ。
御塩浜の詳細な様子については次の記録で。
【参考】 御塩浜(採鹹中?)
御塩浜では採鹹作業の状況を把握することができなかったため、昼食をとってから御塩汲入所および御塩焼所がある御塩殿神社を目指した。
今日は暑さと湿度の高さを配慮し「おにぎり3個」は持参していないため、外食だ。
御塩浜を出て、右方向へ進むと左側にこの道標がある。
次の交差点を右折し、国道42号線を目指して歩いていると、鹿を見つけた。良く見ると首輪が付いている。飼い鹿なのだろうか?それにしても立派な角だ。
さらに国道42号線に近づくと、右側にこの道標(?)を見つけた。「左 二・・」とも読めるが、?だ。
その隣には石製の大きな輪が置かれている。(これこそ正体が不明)
国道42号線 溝口北交差点まで来ると、角のガソリンスタンドでこんな風景をパチリ。「初めて見たり・・・」
近くの中華料理店で昼食と休憩を取り、再始動。国道42号線をさらに二見方向へ向かうと荘1交差点がある。今日はここを左折した。
ここからは御塩道を逆行して御塩殿神社を目指した。
【参考】
御塩道の案内板がある火の見櫓、見覚えがある。ここを右折し、
「神の木」大楠の前を通り、
突き当たり(右側に蔵があり、その先の丁字路)
この交差点を左折すると、
前方には御塩殿神社が見える。
近づくとここ。ここが御塩殿神社。
手前には御塩みちの案内板が置かれている。
御塩汲入所、御塩焼所ほか の詳細な様子については次の記録で。
【参考】 御塩汲入所、御塩焼所ほか(御塩殿神社)
御塩汲入所、御塩焼所ほかに特別な変化がないことを確認してから御塩殿神社を後にした。
これから御塩浜へは御塩道とは別のルートを選択した。 今回のコースはほぼ次の記録に近い。
【参考】 御塩殿神社から御塩浜まで
御塩殿神社を出て右に進み、最初の丁字路がここ。ここを左折し国道42号線方向へ進むと
途中で右折し、民家の間を進んだ。道路脇に「・・・地蔵・」の幟を発見したので、路地を奥へ進むと薬師堂があった。
薬師堂のさらに先へ進むと花房志摩守供養碑がある。
花房志摩守供養碑の前にある花房志摩守供養碑参道から元の道路へ戻ってパチリ。前方左の遠くに御塩浜の杜が見える。
この近くの畑が御塩浜に見えた。(錯覚、錯覚・・)
さらに進むと鳥居があり、奥へ進むと社がある。参拝して反対側の鳥居をくぐった。
しばらく田んぼの間を歩いていると私を誘う声が聞こえてきた。「撮って、撮って」と。思わずパチリ。「今年も豊作でありますように!」
空には、な、なんと菱形の飛行機雲だ。
戻りでは別のルートで御塩浜を目指そうと、西クリーンセンター側から向かうと
西クリーンセンターの建物の形状がおもしろい。御塩浜を配慮してか? 神宮の「唯一神明造」が意識されているようだ。
この後、再び御塩浜へ向かった。
御塩浜の詳細な様子については次の記録で。
【参考】 御塩浜(採鹹中?)
わずかながら水位の上昇を確認し、御塩浜を後にした。汐合大橋を渡り、国道42号線を戻ってきた。通町1交差点を通過し、
国道42号線の高架をくぐって振り返ってパチリ。
この後は、本日一度歩いたコースで二軒茶屋を目指した。
いな川排水機場付近を通り、
勢田川右岸のハマボウ。
つぼみが多く、今後の開花も期待できる。
勢田川右岸を上流へ向かうと、勢田大橋を越えたあたりで再び和船みずきにであった。今回の乗客は小学生のようで
二軒茶屋・川の駅には停泊せずに、河崎・川の駅を目指して行った。
私はやっと二軒茶屋へ戻ってきた。長い寄り道だった。地ビールハイカーは私以外一人もいなかった。(まぁ、当然だ)
そして、こちらが地ビールの試飲のカップが交換された場所。
ここだ。試飲は既に終了していた。
この後はコースマップに従い、河崎を経由して宇治山田駅を目指した。
ここは河崎の北新橋。
橋を渡り、振り返ってパチリ。
河崎の古い街並みを歩くと右手に河邊七種神社。今回は社標のみをパチリ。
さらに進むとこの様な光景がある。
そうこうしている間に近鉄 宇治山田駅へ到着した。
到着時刻は15時54分。よく歩いたものだ。これから歩いて帰宅だ。
【 20110723の記録 】
- 近鉄 地ビールハイキング 二軒茶屋「伊勢角屋ビール」とハマボウ観賞 + α
- まちかど博物館「かどや民具館」
- 御塩浜(採鹹中?)
- 御塩汲入所、御塩焼所ほか(御塩殿神社)