2011年11月03日(木) 賀多神社と組立式能舞台 (車、徒歩)
鳥羽の日和山散策2 にて日和山から山道を下りてくると、鳥居の手前には賀多神社の能舞台の説明板がある。
これによると賀多神社の能舞台は組立式で普段は解体されて保存されているとのこと。
鳥居の手前にはしめ縄が掛けられたカエル(?) の石像があり、
鳥居の直前、左手には
この石碑が建っている。
「老杉の記」
こちらが老杉で、堂々とそびえ立っている。見事だ。
鳥居をくぐり、
老杉の隣に配置された手水舎で心身を清めると、拝殿へ向かう前に境内を散策した。
まずは、右手にある社務所、
続いて社務所の右手に建つ土蔵。ここに組立式の能舞台が収納されているのだろうか?
さらに、拝殿への石段の下へ進むと、鳥居の左手には大きな方位石が置かれている。
これだ。あまり厚みは無いが直径は50cm以上あるだろう。(建立年は不明)
また、方位石の近くには賀多神社の由緒等を概略した高札があり、
その奥には広い空間が確保されている。組立式の能舞台はここに設営されるのだろう。
目を閉じると篝火に照らされた能舞台がイメージされる。神宮奉納の薪能を思い出した。
【参考】 第二十三回神宮奉納 伊勢薪能
鳥居をくぐり、石段を上がると正面が拝殿。
まずは拝殿にて賀多神社に参拝した。
拝殿の左手には「祖霊殿」と称する小社があり、
その右手には石神(?)が祀られている。
祖霊殿の前で振り返ると、鳥居の近くの石の上には
御塩と御米が供えられていた。
拝殿までの石段を下ると、そこにもカエル(?)の石像があり、
その奥には
豊栄稲荷神社が建っている。
こちらだ。
賀多神社を後にして参道を進むと途中に日和山道の道標が建ち、
道路沿いには常夜燈が建っている。道路側から参道を眺めるとこんな感じだ。駐車車両が多く雑然とした雰囲気で参道とは思えない。これは市井と親和していることなのだろうか?
【 20111103の記録 】