2011年12月31日(土) 大祓式(猿田彦神社) (車、徒歩)
大祓(内宮)を拝観した後、大祓式を拝観するために猿田彦神社へ向かった。
手水舎で心身を清めた後、鳥居をくぐると境内には大きめのかがり火が準備されていた。
これだ。
拝殿の石段の下には案が置かれ、大幣等が準備されていた。
しばらくすると拝観者が横一列に並び始めた。そして、神社の方が説明を・・・。どうも見学者の罪や汚れもお祓いしてくれるようだった。
お祓いの方法が説明された。小さな幣が手渡されるので、「左右左へと振ってから息を吹きかける。」一年間に犯した罪や汚れが小さな幣に移されるようだ。
さらに、式の全般についての説明があり、
定刻の午後四時になると
祭員が参進し、配置についた。
最初、小さな幣(祓い串)が
祭員へ配られ、
続いて、拝観者にも
配られた。
宮司が大祓詞を奏上した後、
各人が先の所作(幣を左右左に振り、息を吹きかける)を済ませると、全員の手元から幣が回収され、正面の案の上(元の場所)へ戻された。
続いて、大幣にて全員が修祓を受けると
左の案の上に置かれていた白い布(?)や木綿(ゆう)(?)が裂かれた。
白い布(?)を左右に、ビリビリ・・・
木綿(ゆう)(?)を、サササ・・・。
そして、最後に修祓に使用された大幣が折られた。
ボキ。
そして、すべてのものが左の案の上にまとめられた。
一連の儀式が終了すると、これらを焚き上げる儀式のために、
これらを携えた神職が拝観者の中央からかがり火へと向かった。
ただし、かがり火にはまだ火が点いていなかった。
かがり火の前に祭員が集まると、
火打石により忌火が点けられた。
カチカチ、数回で種火が起き、
かがり火へと移された。
ボワ~。
かがり火の火が大きくなり始めると火の中へ、
白い四角い束も、これは神札だろうか?
火勢は増すばかりだ。
周囲の薪にも徐々に火が移り、
全体が燃え始めた。
その頃、境内の隅では「平成二十四年猿田彦神社初もうでのしるし」と「年火餅(ねびもち)」が振る舞われており、最後の方で私も頂いた。
これだ。
かがり火の火勢がさらに強まる中、
境内の隅を見ると金網が付けられた木の棒が多数準備されていた。
すると、数名の参拝者が
先ほど頂いた年火餅(ねびもち)を焼き始めた。
この火で焼いた餅を食べると無病息災などご利益を頂けるのだろう。
この後、私は別の出口から猿田彦神社を後にした。
帰宅後に「平成二十四年猿田彦神社初もうでのしるし」の袋を開けると
その中から出てきたのがこれだ。
そして、こちらが「年火餅(ねびもち)」。雑煮にして頂こう。
【 20111231の記録 】
- 大祓(内宮)
- 大祓式(猿田彦神社)