2012年01月05日(木) 山の辺の道(トレイル青垣~近鉄 桜井駅) (電車、徒歩)
山の辺の道(近鉄 天理駅~トレイル青垣)にてトレイル青垣にて昼食休憩をとってから後半も「近鉄 てくてくまっぷ奈良-9 山の辺の道コース」を参考に桜井を目指した。
トレイル青垣の休憩スペースのガラス窓から外を覗くと古墳群説明板の先に崇神天皇陵が見える。
トレイル青垣を出て坂道を下ると次の案内板があるが、崇神天皇陵へ続く道は見当たらない。ここを左折すると
太神宮常夜燈があり、
さらに進むと右手にこの細い道を見つけた。
早速、崇神天皇陵へ近づき土手を駆け上がるとこれだ。ただし、この先は立入禁止で正面へは向えない。
一度、土手を下り、細い道を右回りに進むと崇神天皇陵の正面階段下にたどり着いた。
階段を上ると崇神天皇陵。
常に手入れされていることが伺える掃き目だ。
階段上から陵の反対側を見ると遠くに小さな建物があった。
階段を下り、建物の方へ近づくと宮内庁の注意看板があり、先ほどの小屋には常駐者がおり、入口には「宮内庁書陵部畝傍監區山辺部事務所」の看板が掲げられていた。
山の辺の道へ戻り、崇神天皇陵を左から巻くように進むと
櫛山古墳と崇神天皇陵の間に出た。贅沢な空間だ。
左側が櫛山古墳。これは双方中円墳で円の両側に方が形成されているそうだ。近くではその様子はまったく分からない。古墳へと続く道があったが、「木を見ても森を見れない」ので、櫛山古墳への寄り道は諦めた。
櫛山古墳の堀を巻くように進むと
その先には崇神天皇陵への分岐があり、
この近くには行燈山古墳の案内板がある。至る所に古墳があり、古墳がない場所を探すのが難しいくらいだ。
龍王山への分岐付近からパチリ。
龍王山へは寄り道せずに、桜井へ向けて
石畳を下った。
その先左手には公衆トイレがあり、大和の集落の説明板が建っている。
道標に従い進むと
無人即売所を通り過ぎ
坂道を上った。
再び視界が開けると
渋谷町公民館の角を左折した。
渋谷町公民館の右隣に観音堂があるので、お参り。
さらに、順路を進むと右手に景行天皇陵が見える。
蛇行しながらの道を進むと左手に景行天皇陵3号陪冢がある。
景行天皇陵付近から山側をパチリ。
景行天皇陵の正面への分岐が現れたが、0.8km、往復で1.6kmもあるので寄り道は断念し、先へ進んだ。
景行天皇陵に後ろ髪を引かれつつも(引かれる髪はないが・・・)
無人即売所を過ぎて
さらに進むと
神話の里「神籬(ひもろぎ)」遺跡の案内板が。
20m先はこれだ。
山の辺の道へ戻ると、電柱も道標になっていた。
狭い坂を上り
桜井市穴師の道標を右折して山の辺の道を進んだ。(後で分かったことだがここを直進すれば500m先に「大兵主神社」「相撲神社」があるそうだ。機会があればこれらの神社にお参りしたい。)
この先には紛らわしい分岐が・・・。私は暗闇に誘われ、右へ下り間違えた。正しいルートは左だ。
左のルートの先にもこの雰囲気があり、薄暗い中で坂を下った。
薮を出ると突然視界がパッ。
坂を下り切り、道なりに進むと左手に祠がある。
しばらく細い道を歩いていたが、
この先で、センターラインが引かれている片側一車線の舗装路に出た。
ここは県道50号線(大和高田桜井線)だ。
この道標で遠くを見ると、遠くに点のように道標が見えた。あそこまで上るのだ。
目標となる遠くの道標からは離れるように左方向へ進むと地蔵堂、太神宮常夜燈にたどり着いた。
さらに坂道を上り
大和青垣国定公園と書かれた標柱を過ぎると
鋭角に折り返す道標が現れる。直進すれば笠山荒神だが、山の辺の道はここで折り返して先ほどの道標を目指す。
折り返してパチリ。高度差が明らか。
道なりに進むと、
三ツ鳥居で有名な檜原神社に到着した。
【参考】 桧原神社(大神神社 摂社)
檜原神社でのお参りを終えると正面の鳥居を出て、再び山の辺の道へ戻った。
小路を進むと
玄賓庵の裏手に出る。
左手には地蔵の前に水が落ち、
その先の右手には石塔ほかが並んでいる。
さらに進むと玄賓庵の案内板があり、
その向かいに玄賓庵の山門が。時間がないためここでも寄り道せずに先へ進み
土塀の端で振り向いてパチリ。
ここから急坂を駆け下りると
右手に目立つ道標がある。ここを左折して橋を渡ると
その先には「三輪山」と刻された石柱が立っている。左手が御神体である三輪山だ。
さらに進むと右手に「ボーイスカウト橿原第9団キャンプ場」があり
さらにその先、
左手、石段の上に貴船神社(大和神社末社)が御座す。
石段を上り
貴船神社に参拝した。
社殿の右手には新しい御垣の中に御石が据えられている。
参拝を終えて石段を下り、山の辺の道へ戻ると
すぐ先の右手に休憩処「山の辺の道 花もり」があり、中からは賑やかの声が聞こえていた。楽しそうだった。
私はこのような風景をパチリとしつつ
桜井市茅原の道標を過ぎると
とても細い道を下った。
これほどの幅だ。
坂を下り切ると
狭井川を渡り、その先には三輪山の説明板が立っている。
狭井川を越えて坂道を上りきると
その先には狹井神社の参道入口へ出た。
ここから狹井神社に参拝。
【参考】 狹井神社
狹井神社への参拝を終えると茶店の左手から
大美和の杜展望台へ向かった。
ここからは大和三山や大神神社の大鳥居(一の鳥居)が見える。
展望台上には次の陶板があり、ここから見える山の形状、名前が示されている。
改めて遠望すると左からなだらかな天香久山、畝傍山、耳成山、大神神社の一の鳥居が見える。これを見てしまうと大和三山も歩いて見たくなった。いつにしようか!
展望台から先ほどの参道(山の辺の道)へ戻ってくるともう一件の茶店の角を右へ曲がった。
この付近には大神神社の摂社、末社が多く、この近くにも磐座神社(大神神社摂社)が御座す。
こちらにも参拝。
こちらには社殿はない。
さらに進むと通行止め。ここから右手の道を下ると
大神神社の境内へ出た。
ここで振り返ると「久すり道」の道標が建っている。つまり、くすりである御神水を頂ける狹井神社への参道だ。
大神神社の拝殿と思ったのが実は祈祷殿。この後、大神神社をめぐり拝殿にて参拝した。
【参考】 大神神社(おおみわじんじゃ)
大神神社での参拝を終えると桜井へ向かった。
桜井市三輪の道標を過ぎると
この近くには平等寺がある。
平等寺では山門をくぐり
境内を一望すると山の辺の道へ戻った。
山の辺の道を先へ進むと平等寺の赤門への階段が現れた。ここも通り過ぎ先へ急ぐと
山邊道と刻された標石を右手に見た。
その先Y字路の交差部には次の案内板が置かれていた。
実際の風景はこれだ。
このY字路を左へ向かうとほどなく
金屋の石仏にたどり着いた。石仏は路傍に建っているものと思っていたが、こんなにも頑丈そうな建物で守られているとは驚き。
近づいて中を覗くと
これだ、パチリ。かなり平面的なものだ。
金屋の石仏を後にして
先へ進むとてくてくまっぷに示されているポストがある角へでた。ここで振り返ると
この石柱(たぶん道標?)が建っている。「これよりちか道 三輪大明神 ???」
さらに先へ進むと八阪神社(大神神社末社)への路地がある。ここでの寄り道もパス。
しばらくすると海柘榴市の説明板に出た。この奥には海柘榴市観音があるが、今日は時間がないのと前回訪問したことがあるのでここもパス。
【参考】 近鉄 お伊勢参り 第三回 その1/3 近鉄桜井駅から玉列神社へ
後は近鉄 桜井駅へ向かうだけ。3時55分の電車に乗るために急いだ。
とは言え、写真を撮る余裕は多少あったので道標をパチリ。
「左 いせ 者(は)せ 道」
天保十二年の建立だ。
初瀬川金屋河川敷公園へ出ると
振り返って仏教伝来の地碑の遠望した後
大向寺橋を渡り
急いで桜井駅へ向かった。結局3時30分に到着したので25分も時間が余ってしまった。
海柘榴市観音にも再訪する余裕があったようだが、この電車に乗り遅れると実質1時間遅れとなるので、これで「よし」とした。
【 20120105の記録 】
- 山の辺の道(近鉄 天理駅~トレイル青垣)
→ 石上神宮(いそのかみじんぐう)
→ 夜都伎神社
→ 大和神社御旅所 - 山の辺の道(トレイル青垣~近鉄 桜井駅)
→ 桧原神社(大神神社 摂社)
→ 狹井神社
→ 大神神社(おおみわじんじゃ)