2010年07月04日(日) 伊勢市立郷土資料館
伊勢市立郷土資料館 を見学した。受付で撮影可能の確認を得られたので、別ブログとした。
(2011年03月20日 追記: 伊勢市立郷土資料館は、
平成23年3月31日(木)で閉館します
※建物の耐震不足と老朽化による閉館です。保管している資料の一部は、今後、小俣総合支所1階に設ける「郷土資料室」で展示し、将来的には市の空き施設を利用して郷土資料館を再開する予定です。
詳細は、 伊勢市立郷土資料館 )
受付で入館料100円を支払い、写真撮影可能であることを確認した。
1階の第1展示室から・・
参宮道中で利用された用具や参宮でのみやげものが展示されている。
中でも、早道(はやみち)が現代の小銭入れと同じ形状である。私もこの形の小銭入れを愛用している。親近感ばりばりである。
日本最古、世界でも中国に次ぐ世界で二番目に古い紙幣と言われている山田羽書。
紙幣は信用だけで成立しているが、偽造は横行しなかったのだろうか?
先週、皇學館大学 佐川記念神道博物館で見た若宮戎神社の和紙人形ジオラマも凄かったが、この和紙人形も圧巻である。これも一見の価値おお有りである。
それぞれの人形に意志があり、動きが感じられる。この狭い空間に様々な人間模様が織りなされ、個々の人形の人生まで想像できてしまう。素晴らしい。生命が吹き込まれているように強く感じた。
この方々が製作されたのだ。感謝。
うどん屋の店内を覗けば、うどんが入った器までが見える。何と手が込んでいることか。双眼鏡があれば何倍も楽しめそうである。
夢の世界から現実の世界へ・・
こちらは御師に関する資料である。
屋敷は非常ーーに広かったようだ。
第一展示室の奥には、伊勢の人々の生活(おもに用具)に関する展示がある。
鯨油をとる道具。この辺でも捕鯨が行われていたのだろう。
このうなぎとりで、どうやってうなぎをとるのか? 漁の方法まで紹介されていると・・
縄をなうための機械。いつ頃のものののだろうか?
足踏みで餅をつこうとするのは、よほど大量の餅をつく必要があったのか? もしかして餅屋さんの道具だったのか? 疑問が多い。
消火ポンプはあっても、水はどこから調達するのだろうか?
民具に関しては疑問点が多く残り、消化不良ぎみ。
第一展示室へ戻ってきたら、見忘れていた伊勢暦を発見した。
旧暦では、うるう月もあったようだし・・
2階へと上がると窓際には、旧豊宮崎文庫跡を俯瞰できる。
2階の展示は遺跡の発掘調査結果、発掘資料などである。
これは、倭町にある隠岡(かくれがおか)遺跡の発掘当時の写真である。現在、左下側は公園として整備されているが、上半分には高層アパートが建っている。
南山遺跡の模型は興味深い。目線を下げると、
古墳の中へ入って行けそうだ。
これが高倉山古墳なんだ。一度行ってみたいと思っているが、外宮の宮域内にあるので?
発掘結果については、私が興味あるものだけを取り上げたが、時代ごとに分類整理されている。
現在、特別展示(企画展)はなかった。