北・山の辺の道（白毫寺前～竜王池）

2012年04月30日（月）　北・山の辺の道（白毫寺前～竜王池）　（電車、徒歩）

『近鉄週末フリーパス』とゴールデンウィーク にて計画した「奈良三昧」の第三日目の続き。

ここでも、「近鉄てくてくまっぷ 奈良-7 北・山の辺の道コース（１）」を手にして歩いた。

【参考】

• 近鉄てくてくまっぷ【奈良-7】 北・山の辺の道コース(1)
• 近鉄てくてくまっぷ【奈良-8】 北・山の辺の道コース(2)
• 近鉄沿線ハイキングマップ てくてくまっぷ　（一覧）

 

白毫寺の石階を下り、北・山の辺の道のコースへと戻った。鹿避けのフェンスが張られた道を進むと

この交差点にでた。通りすぎてから振り返って撮影した写真だ。（右の坂を上ってきた）
ここで左の坂を下るべきところを私は判断を誤って逆方向へ進んでしまった。気づいたのは霊苑を通り過ぎ坂を下った途中、５分くらい歩いただろうか・・・　結局分岐まで引き返し、てくてくまっぷに「霊苑」と記された場所（看板）を発見した。「奈良市 寺山霊苑 祖霊堂」、これを見てこの場所が鋭角に折り返す分岐であることを確信した。１０分以上のロスになった。

気を取り直し、先を急いだ。

かなり高度を稼いだものだ。市街地が小さく見える。

しばらくアスファルト舗装の道路を進むと右手に池がある。てくてくまっぷでは池の先には×印が付いていて、

左手の山道へ入るようになっている。

確かにこの入口には「東海自然歩道」の道標が建っていたので、

迷わずに山道へ入ると

数分で通り抜け、

県道８０号線に出た。

東海自然歩道の道標に従って県道を横断し、

コンクリート製の橋を渡ると

畑の間を進んだ。ビニールハウスが並ぶあたりから舗装路となり、

しばらくすると舗装路から外れ、地道となる。この先を岩井川へ下ると

そこには「岩井川」、「東海自然歩道」と書かれた札が付いた橋が架かっている。もしかしてこれは東海自然歩道のために架けられた橋？　昔は橋が無く、川を歩いていたとか？

 

岩井川を渡り、右手へ坂を上るとそこには地名「鹿野園（ろくやおん）」に関する説明板が建っていた。

そこを過ぎると舗装路に出て左折するが、

この先をすぐに右折した。

左手に社叢の雰囲気を感じながら進むと左手後方に鳥居を感じた。

こちらが八阪神社だ。

早速、お参りした。

拝殿からパチリ。

 

八阪神社を後にして、まっすぐ進むと池が現れる。

池のフェンス沿いに進むと次の分岐だ。思わず竹やぶの中に誘われそうになるが前方の立札には「山の辺の脇道　前方左小径　不動明王祠を経て藤原方面へ」とある。

ただし、前方右手の「東海自然歩道」道標の直下には坂道（階段？）があり、ここを下るのが通常のルートのようだ。（私が迷っていたら、池の畔で休憩していたおじさんが「そちらでいいですよ！」と教えてくれた。（感謝））

ここを下ってさらに進むと、先ほどの分岐からと思われる道が合流してきた。

その合流点を過ぎ、さらに進むと両側をフェンスで囲われた細い道となり、そこを出ると舗装路となった。舗装路を左折して

坂を道なりに下ると住宅街へ出る。この辺はコースが分かりにくいが、団地と民家の間に細い路地がある。次の写真の中央左寄りを見ると

この道標がある。（これが何とありがたいことか・・）

この路地を進むと突き当たりを右で

視界が開ける。

後は、所々の道標に従い、

一部石舗装が残る坂へ出た。

ここを上りきると前方に鳥居が見えた。あれは、白山比咩神社だ。

こちらが、白山比咩神社。

白山比咩神社と言えば、先日お参りした三重県津市白山町の神社と同じ系統だろう。

【参考】

• 白山比咩神社（白山町川口）
• 北陸鎮護の大社 白山本宮・加賀一ノ宮　白山比咩神社　総本山

 

そんことを考えながらお参りした。

おばあちゃんがひとりで枯葉を片付けていた。私は「こんにちは、ありがとうございます。」と声をかけたところ、おばあちゃんは声にもならない声をあげながら笑顔を返してくれた。

こちらが本殿。お参り。

私が白山比咩神社を後にすると集団のハイカーとすれ違ったが誰も白山比咩神社にはお参りされなかった。

 

さらに進むと、手水石のそばに道標？、いや道標のそばに手水石？　まぁ、ここを過ぎて道なりに右へ曲がると

その右手に嶋田神社が建っている。

正面からパチリ。

拝殿の屋根の下には多数の柱が置かれていたが、その中には塗装された四角形の棒があった。まるで神輿の担ぎ棒のようだった。

拝殿の先には本殿があり、

本殿の右側には、金神と天照皇大神が祀られている。

なぜか、金神の社は正面を向かずに、本殿に向かって建てられている。

 

嶋田神社を後にして、立派な石垣を過ぎると

その先の右手には、崇道天皇八島陵がある。

まずはお参りし、振り返ると

その先には池（前池）が広がっている。

また、崇道天皇八島陵と前池の間には池からの流れの中に道祖神が祀られている。

次の銘板を左に見ながら池の縁を進むと

対岸に崇道天皇八島陵を望める。ここで、崇道天皇八島陵に別れを告げ

山道へ入った。

竹やぶを抜けると

開けた空間に次の道標があった。マップでは直進だろうが、道標の「←圓照寺３００m」を頼りに左折した。

しばらく車が走れる幅の道が続いたが、

お地蔵さんが立ち並ぶ付近で山道となった。道標の矢印を誤り、左の奥へ進むと落ち葉がかなり多く足首まで埋まってしまった。これはルートから外れているのではないか？

１００mほど行ってからお地蔵さんまで引き返し、別のルート（次の写真）へ向かった。

ほどなく、円照寺へ通じる舗装道へ合流した。

前方にはゲートが見える。

円照寺は非公開のようだが、山門までは行けそうだったので恐る恐る近づいた。

ところが山門は開かれていた。特に「非公開」の掲示等は見当たらなかったので遠慮しつつ山門をくぐった。

前方は参道が続いているが、

左手の入口扉の脇に「拝観はいたしておりません」の立札が遠慮気味に建てられている。

拝観できないことを再確認し、山門を戻ろうとした際、見上げると屋根瓦の至る所に菊の御紋が付けられていた。

 

円照寺を後にして、外のゲートを出るとすぐ左手にこの石段がある。かなり細い道だ。

数段上がると「山の辺の道　→弘仁寺２．７km」とある。

「近鉄てくてくまっぷ 奈良-7 北・山の辺の道コース（１）」では円照寺で区切りとなるため、バス停へ戻るコーストなっている。私は続いて「近鉄てくてくまっぷ 奈良-8 北・山の辺の道コース（２）」へ向かいため、この道標に従い、先へ進むことにした。

石段を上がり、少し歩くと

右手に太師堂がある。

こちらにもお参りした。

 

太師堂を出て、山道をさらに進むと左手の空き地の隅に赤い社が見えた。名前は分からないがお稲荷さんだ。こちらにもお参りした。

 

そして、山道を下りきり、

鳥居を抜けたから振り返ってパチリ。

そこは、龍王池の畔だった。池の反対側に

赤い鳥居が見えた。あそこまでなら往復しての数百mだろうが、そこまで歩く気力が出なかったのでとりあえず、ここで昼食にした。恒例のおにぎり三個。

しばらく休憩。

 

この後は、天理を目指した。

 

 【 20120430の記録 】

• 北・山の辺の道（近鉄奈良駅～春日大社～白毫寺）
• 北・山の辺の道（白毫寺前～竜王池）
• 北・山の辺の道（竜王池～近鉄天理駅）