2012年05月27日(日) おうむ岩(磯部町恵利原) (車、徒歩)
図録「幕末の異国船騒動」を求めて の後、佐美長神社、佐美長御前神社四社、伊雑宮にお参り、御神田を見学してからは、今まで訪れる機会がなかった磯部町恵利原にある「おうむ岩」へ向かった。
実は伊雑宮の駐車場を出る際、来月6月22日に「赤崎祭(通称、ゆかたまつり)」が実施される赤崎神社(豊受大神宮の末社)を訪れようかとも考えたが、私の中では「初」を優先する気持ちが勝ってくれた。
そのため、駐車場を出て左折した。道なりに進むと田園の中を抜けて国道167号線へ出た。しばらく走ると「おうむ岩」の案内板があったので、こちらを右折した。
右折した直後に車を止めて案内板をパチリ。この面は伊勢方面から走って来ると見える側だ。
坂道を上ると池渓寺の手前に次の道標が建っていた。
「登山道」、するとこの先は車で行けないのか? と思ったが、とにかく行ける所まで行ってみようと思いさらに坂道を上った。
傾斜が急になり、道幅が狭くなるけれどもまだまだ車で走れる道路だった。するとほどなく「鸚鵡岩周辺案内図」にたどり着いた。
今日はウォーキングスタイルではなかったので極力歩く距離が短い方向へ向かうこととし、ここを右折した。するとまだまだ車道が続き、
結局はおうむ岩の近くまで車で上れた。それもそうだ、頂上には国民宿舎伊勢志摩ロッジが建っていた。ただし、建物の玄関や窓にはカーテンが引かれていた。
ロッジの奥にある駐車場に車を駐めると、まずは「おうむ岩展望台」へ向かった。
石階を上ると
いきなり視界が開けた。
前方には磯部の町並みが広がる。
背面の木々の中には、イセ愛山会による「展望岩」のプレートが付けられていた。
展望台からは鵜方方向へ通じるバイパスが見える。車が米粒のようだ。
視線を町並みへ戻すと、
左方向には先ほどお参りした伊雑宮の社叢とその奥には御神田の一部が見えた。
さらにパチリ。
展望台から先ほどの石階を下ると、元の場所から左へ下った。その先には鳥居が見えた。するとこちらが「おうむ岩」。すると先ほどの展望台は「おおむ岩」の上だったのか!
鳥居の近くまで下り、パチリ。
こちらが正面で、おうむ岩の正面下部には小さな祠が建っている。
鳥居をくぐり、お参りしてから
上を見上げてパチリ。首が90°後ろに曲がった状態だ。
お参りを終えて鳥居をくぐり返すと、その先は次の光景だ。土塀に囲まれた休憩所? この時はそんな風に思っていた。種明かしは後のお楽しみ。
鳥居をくぐり返すと、左方向にはさらに下る道がある。
そして先ほどの 「鸚鵡岩周辺案内図」を思い出した。ここには「語り場」と「聞き場」があるのだ。坂道を下ると右方向には先ほどの土塀で囲まれた空間、
さらに下ると枯れた松、
この付近からおうむ岩をパチリ。
さらに下るとその先には、この建物がある。その右側には「語り場」の文字が見えた。ここが「語り場」だ。
中へ入ると下部には石が積まれ、上部はコンクリートが打たれている。
そして、足元には拍子木が置かれていて、「叩いてください。」と私に語りかけてきたので、とりあえず何度か叩いた。ここは語り場、この拍子木の音は聞き場へ届いているはずだろうが、ひとりでは確認する方法がない。結局、二人以上で来ないと「おうむ岩」の魅力は半減してしまう。是非誰かと・・・
語り場の中からおうむ岩をパチリ。
語り場を出て左の坂道を上ると先ほどの塀が見える。
その先にはおうむ岩も・・・
振り向いてパチリ。下に見えるのが語り場。
さらに坂道を上り、振り返ってパチリ。左の空間、先ほど休憩所だと思った場所が、実は聞き場。そして塀の右側の下方に見えるのが語り場。
こちらが聞き場、前方にはおうむ岩と鳥居が見える。私の他には誰もいなかったので、語り場からの音を聞くことはできなかった。(残念)
待っていても、だれもやって来ないだろう。仕方なく音を聞くことを諦めて帰路に着いた。
【 20120527 午後の記録 】
- 図録「幕末の異国船騒動」を求めて
- 佐美長神社、佐美長御前神社四社
- 伊雑宮、御神田
- おうむ岩(磯部町恵利原)