2012年07月14日(土) 第28回二見大祭しめなわ曳 (車、徒歩)
二見夫婦岩に張り替えられる5本の大しめなわを奉曳車に載せて二見興玉神社へ奉納する行事、二見大祭しめなわ曳が開催された。
【参考】 二見大祭しめなわ曳 (公式ホームページ)
今日は19時から二見生涯学習センターにて伊勢市二見公民館講座が実施されるため、私が「二見大祭しめなわ曳」を見学できるのが、出発式から1時間のみ。
二見総合駐車場に車を駐め、二見生涯学習センターの角からJR二見浦駅前へ向かった。
JR二見浦駅前には奉曳車が準備され、その近くでは二見興玉神社の神職が修祓のために控えていた。
しめなわ曳の参加者の中には『河』の文字を染め抜いた法被が・・・。
この法被には見覚えがある。午前中、河邊七種神社の天王祭典にて見かけたもの。河崎天王祭の奉祝イベントを主催する「河有会」の方々だ。
【参考】 天王祭典(河邊七種神社)
そして、定刻になると、
実行委員長である濱千代 智章さんの挨拶で、二見大祭しめなわ曳の出発式が開始された。
来賓挨拶、紹介、注意事項の伝達が終了すると、参加者が見守るなか、二見興玉神社へ奉納する「大しめなわ」が奉曳車へ積み込まれた。
「大しめなわ」を積み込むための準備が終了すると
JR二見浦駅の駅舎の裏手から担がれた「大しめなわ」が一本ずつ、
奉曳車へ載せられた。一本目、
二本目、
三本目、
「大しめなわ」が奉曳車へ運ばれる間、左手に駐められた先導車の荷台では
二見太鼓の演奏が続いた。
その後、四本、五本目の「大しめなわ」が奉曳車へ載せられて
しめなわ曳の準備が整った。
続いて、修祓、「しめなわ曳」の無事成功の祈念となった。
神職による祓詞の後、
「大しめなわ」が祓われ、
続いて、参加者が祓われた。
これで、準備万端だ。
出発か?と思われたが、その前に園児による「二見かえる踊り」が披露された。
2011年4月1日より無人化されたJR二見浦駅の駅舎へ入り、
まずは、駅舎内からパチリ。園児の「二見かえる踊り」の輪の周囲にはおとうさん、おかあさんがカメラやビデオを手にして何重にも取り囲んでいた。
駅舎の外へ出てからガラス窓をパチリ。
さらに、奉曳車が写る位置でも
パチリ。
「二見かえる踊り」 が終了すると出発式も終了し、奉曳車がJR二見浦駅を離れ、国道42号線を渡った。
まず、先頭の幟(「夫婦岩しめなわ曳」と染め抜かれていた)が移動を始めた。
国道42号線を最初に横断したのは、太鼓を載せた先導車。
その後、交差点の信号が青に変わるのを何度も待つと、遂に鳥居の先に奉曳車の姿が見え始めた。
奉曳車が体勢を整え、信号が青に変わると
幟を先頭に、
奉曳車が曳かれた。
奉曳車も国道42号線を ・・・
・・・横断した。
奉曳車が曳き始めの位置へ運ばれると、綱が伸ばされた。綱は地面に着かないよう引き手の中へ順に渡されていった。子供たちが自分の位置を探して私の目の前を通り過ぎた。
曳き綱の手渡しはまだまだ続いた。
私はタイムリミットとなり、名残惜しさを感じながらも二見生涯学習センターへと向かった。目の前だ。
本来、実質的にはこの場所から「二見大祭しめなわ曳」が始まり、練りの後、最後にエンヤ曳き、その間に花火が打ち上げられる。そして、最終的に「大しめなわ」は二見興玉神社へ奉納される。
今年はその場面を見学することができなかった。
【参考】 昨年、第27回 二見大祭 しめなわ曳 (神宮巡々)