2012年11月25日(日) 第6回坂本棚田石積み体験 (車、徒歩)
坂本棚田(亀山市安坂山町坂本)へ向かうにて紹介したように、石積み体験に参加するため坂本棚田を訪れた。
なお、石積み体嫌の前後で棚田を散策した記録は 坂本棚田の散策 で紹介。
集合場所は亀山市安坂山町坂本にある坂本棚田の駐車場、参加受付は8:30~9:00。受付を済ませると三重県の文字が入ったヘルメットと資料を受け取った。参加者は23名。
こちらが、資料。(棚田に関してまとめられた資料なので、坂本棚田の周知と理解、さらには今回のような活動への参加者募集のためにあえて掲載させていただいた。)
定刻になると駐車場を出発し、私が散策で歩いた坂道を上った。こちらが前回、第5回坂本棚田石積み体験の現場だと紹介された。かなり立派に積まれていて、一年経過しても問題なさそうだ。
さらに坂道を進むと、
左手に見えたのが今回の体験現場。一番下の段が積まれていた。
基礎となる石だけに重要なのだろう。
さらに坂道を上り、石垣の上の広場へ集合。こちらで今回の石積み体験についての説明を受けた後、今回の講師、地元の石積み名人衆が紹介された。
説明と紹介が終了すると早速に体験となった。
そうは言っても「はいどうぞ!」では積めないので、まずは名人による石積み講座。
大きな石が重機で運ばれるとまずは石積みの理論の説明。
正面と底は90°、後ろ側を下げて前には絶対に倒れないようになど頭では理解できるが、どの石をどこに積めばいいのか理解できない。名人は経験と勘なのだろうか?
理論の説明が終わると石積みを実践しての説明。
両側の石に綺麗に接し、積まれた石はビクともしない。三角形の間隙は気にする必要はない。必要な部分が周囲の石と接していれば問題は無いそうだ。
あと1cm、あと5mm。
実際に石を積み始めると名人衆の間でも意見が異なり、丁々発止のやりとりとなることがあった。経験や考え方の相違によるのだろうが、このやりとりがより頑丈で崩れにくい石垣を作るのだろう。たったひとつの石でも積み方に問題があれば、その上に積まれる石には連鎖的に影響を与える。
実践により説明が一段落すると体験参加者も名人衆に混じり、石積み体験が始まった。
自然と2~3人が一つの石を積むようになっていた。
私も4~5個の石を積んだが、うまく積めた自信は全くない。まぁ、経験の積み重ねが重要だから次回の体験にも参加しよう。
時間も忘れて体験は・・・続き、
2時間ほどが「あっ」という間に過ぎてしまった。
そして、今回の体験の成果がこちらだ。
石積み体験の後は、交流会(昼食)となった。その会場である坂本公民館へ向かう途中、後方に見えた体験現場をパチリ。茶畑越し。
坂本公民館は朝の散策で訪れた坂本農村公園の一角にある。まずは展望台で棚田を再確認してから
石積み体験が無事終了したことを八王子神社に報告してから
公民館へ入った。
交流会では、地元の食材を利用(もちろんお米は棚田米)した「炊き込みご飯」と「豚汁」「漬物」にてもてなしていただいた。「あ~、おいしかった。ごちそうさま! また食べたいよ!」
食事の後は参加者の感想発表、亀山市役所の方からの説明、地元に就農した若者の紹介などが続いた。
交流会が終わると棚田散策(自由参加)とのことだったので、集合場所である展望台で待機していたが、集まるのは地元の方ばかり。結局は流れ解散的になり、棚田散策は・・・
結局、体験前に続き、自分だけの棚田散策へ戻った。地元の方に教えていただいた「ミツマタ」の群生場所を展望台から確認し、まずは棚田駐車場を目指した。
坂道を下る途中で、先ほどの石積みを終えた現場を改めてパチリ、パチリ。
県の職員が測量していた。高さ、幅・・・
別の石積み現場と紅葉をパチリとしてから坂道を下った。
この後は、坂本棚田の散策に復帰。
【 2012年11月25日 の記録 】
- 坂本棚田(亀山市安坂山町坂本)へ向かう
- 坂本棚田の散策
- 第6回坂本棚田石積み体験