2012年12月23日(日) トレッキングシューズの足慣らし山行2(獅子ヶ岳) (車、徒歩)
今日の山行の発端は神宮の御萱場を見学しようと所在地を調べたことだった。ネットで調べると三重県度会郡度会町が作成した「日帰りわたらい めぐり旅」パンフレットに行きあたった。
【参考】
- 度会町(三重県) 公式ホームページ
→ 観光ページ - 宮川流域 日帰りわたらい めぐり旅(パンフレット)[2012年10月5日]
このパンフレットを見ていたら「獅子ヶ岳エリア(登山コース)」のページに釘付けとなり、『トレッキングシューズの足慣らし山行2』が即時決定された。
午前中に山行を終える予定で8時前に出発した。御木本道路から前山を抜け度会町へと向かった。
麻加江に到着したのが8時半頃。注連指への交差点を左折し、ここから少し走ると
広域基幹林道 麻加江・小萩線への丁字路を左折した。
ここから日の出の森 大駐車場は上りのワインディングが続いた。初めて走る林道なのでかなり慎重に進んだ。路肩には蓋の無い側溝が続き、脱輪は禁物。また、谷側でもガードレールが無い場所が多い。
早朝だからか、冬の寒い時期だからか? 日の出の森 大駐車場へ到着するまで対向車には出会わなかった。路肩に起点からの距離を示す標識が立てられているので、その標識で大駐車場が近づくことを確認したが、6km余りがかなり長く感じられた。
そして、大駐車場へ到着したのが8時50分頃。駐車場にあるトイレを借りてから風景をパチリ、・・
ここから獅子ヶ岳を目指そうと予定していたが、今日は寒かった。立っていると手足が凍りつきそうだった。
案内図を確認すると
展望広場にも駐車場があり、そこまでは車で行けそうだった。午前中で帰宅すること、今日の寒さなどを理由に自分に言い聞かせた。「展望広場の駐車場まで車で行こう!」
今日の私は反論することもなく、素直にその意見に従った。ほどなく展望広場の駐車場へ到着すると足元を確認してから早速歩き始めた。
そこには、獅子ヶ岳登山道の道標があった。山頂まで約1900m。
まずは日の出の森 山頂広場へ。
山頂広場へ近づくと右手に山小屋が見えた。
山頂広場の分岐には次の道標が置かれていた。
また近くの木には次の山頂標が取り付けられていた。
ここは榊ヶ岳北峰(642m)、するとこの先に南峰がある。また、獅子ヶ岳は733.3mなので高度差はあまり無い。軽い気持ちで先へ進んだ。
ルートはひとつ、踏み跡もしっかりしていて迷うことはない。遠くに山容が・・・
空は晴れているが、右側の谷からはガスが上がって来た。
至る所に赤いテープなどルートを示すマークが配置されている。
またルートを外れないようにピンク色のビニール紐が引かれている場所もあった。
南峰と思われるピークを過ぎると一気に下った。先ほど考えた高度差はまやかしだった。それはそうだ。稜線を歩いているのだから、頂上があれば峠があるのだ。少し身体が慣れてきたころ、前方に獅子ヶ岳と思われる山影が見えた。
このルートは以前に整備されたのだろう。次のように階段状になっているが、横木が朽ちて足を高く上げなくても歩けるよう、いい按配になっている。
ただ、所々に釘が露出したり、杭だけが残って飛び出しているので、これらには注意が必要だ。特に下りで引っ掛けないように・・・
そんことを考えながら歩いていると分岐に到着した。
獅子ヶ岳は左方向、あと500m。
ここからは獅子ヶ岳を左に巻くようにほぼ水平に(多少の起伏はあるが)移動する。左手には先ほど歩いてきた南峰?が見える。
朝日が当たる多量の落ち葉を踏みしめると、その先左手には
多数の岩が・・・
この岩群を左手に、いや背後にするとその先が獅子ヶ岳への分岐となっている。ここから270m。
分岐に詳細な案合図が設置されていた。大まかな所要時間も明記されている。
また、左手には「獅子ヶ岳下山道」の道標。
分岐から獅子ヶ岳を目指すとまたもや案内板、直進方向に×がある。
案内板に誘導されるように進むと
さらに、ここにも、
また、この先にも・・・
ところがこの案内板は少し内容が異なる。獅子ヶ岳ではなく、
度会の宝 絶景大岩盤 獅子岩 直進すぐ上
まさに、文字通り目の目に岩が見える。
これが獅子岩、全体を映すことは難しい。
そして、これが獅子岩からの眺望、・・・
獅子岩を登るとその先にも案内板、
実は獅子岩は獅子ヶ岳山頂ではなかった。
この背後に獅子ヶ岳山頂が・・・・、
獅子岩から稜線を進むとほどなく獅子ヶ岳山頂へ到着。
山頂には樹木がない。
「獅子ヶ岳」のプレートをパチリ。 標高733.3m。
かなりの眺望。そして、この付近にいるのは私ひとりだろう。
ビスケットと水分で軽食を取り、独り占めの山頂に満足すると、さあ下山だ。
と思ったが、こんな植物が目に入った。周囲に多数・・・、これは何?
その疑問に即答してくれたのが、木の根元に置かれていた説明板。「ヤマトリカブト」、もしかして毒?
すると上空で大きな音、飛行機だ。自分がいる場所が700mを越えているからだろう、飛行機が大きく見えた。
セントレアへ向かう飛行機を見送っていると本日の本来の目的が蘇ってきた。
そうだ、「トレッキングシューズの足慣らしだったのだ」と。主役をパチリ、パチリ。
するとまた、飛行機。こちらは先のものより高度を飛んでいるのか、機体が小さいのか、先ほどより小さく見えた。
これで獅子ヶ岳山頂でやり残したことはないだろう。後は一気に下るだけだ。
とはいえ一枚岩である獅子岩は慎重に下り、
その後は駆け足、早足で来た道を戻った。さすがに登りはゆっくり・・・
帰り道の方向に向いた案内板もあった。
榊ヶ岳南峰をパチリ、パチリ。
この後は急ぎつつも気になるものをパチリ・・・
これは、誰かが逆立ちしている。「犬神家の一族」
誰の顔?
一体何が・・・
楽しみながら歩いていると帰りは早く感じた。
山頂広場まで戻ってくるとベンチ。
さらに、その奥にはアンテナ? 何に利用されているのだろうか?
先ほどの山小屋を左側に横目で見ながら日の出の森 展望広場まで下ってきた。
案内図によるとこのベンチは東を向いている。夏になれば前方に日の出が見えるのだろう。ちなみに今日は右手から太陽が昇っていた。
この後は、この広場の下にある駐車場に駐めた車に戻り、林道を下った。
林道は上りで感じたほど狭くはなく、乗用車レベルであればかなり多くの場所で対向できるだろう。
そして、順調に走り麻加江の交差点へ戻ってきた。信号待ちでパチリ。
この後は、寄り道癖が出て、度会町にある長原神社および長原城址に立ち寄った。
【 20121223の記録 】
- トレッキングシューズの足慣らし山行2(獅子ヶ岳)
- 長原神社、長原城址(度会町長原)