2013年05月26日(日) 伊勢神宮式年遷宮のお白石持行事への気分を高める町内曳き (徒歩)
伊勢市内では第62回神宮式年遷宮のお白石持行事に向けて盛り上がりを見せている。昨日、熊野古道伊勢路を歩くために外宮へ向っていると、宮後で電柱に貼られたお願いの掲示を見かけた。
せっかくの機会なので、宮後奉献団の町内曳も拝観することにした。ただ、開始が午後1時半なので昼食後に出発しようと考えて午前中は自宅で過していると、外から「エンヤ、エンヤ・・・」と奉曳の掛け声が聞こえてきた。そしてその声が徐々に大きくなってきた。
【伊勢市御薗町新開】
「どこだ、どこだ?」 近くでも町内曳を始めた?
二階のベランダに出て周囲を見渡すと河原神社(お伊勢さん125社のひとつ)の方向に先導車が見えた。新開(御薗町)だ。
11時頃だっただろうか? 思わず外へ飛び出し、新開へと向った。遠望してパチリ。
さらに近づいた。奉献団の名前は、「新開梅栄団」。臥龍梅を意識しているのだろう。
【参考】
さらに奉曳車の近くへ向っていると『エンヤ曳き』が始まろうとしていた。「木遣一本」の後、
『エンヤ曳き』が開始された。「エンヤ、エンヤ・・・・」
力強く曳かれたが・・・
20m程で休憩。今日は町内曳きだから、奉曳車の調子を確認することと町民の士気を高めるためだろうからこんなものか。本番への軽い準備運動のような雰囲気だった。
私は、河原神社へ向かい、
お参りを済ませると
遠回りして奉曳車の前へ出た。ちょうど鋭角な交差点を曲がっていた。
新開梅栄団の町内曳きを見送ると新開を後にした。
【伊勢市御薗町王中島】
新開から戻る途中、前方に王中島公民館前の様子が・・・。そこにも奉曳車の姿が見えた。
王中島公民館へ向うと確かに奉曳車。
奉曳車に近づくと作業を見守っている方にお話を伺った。
今日は樽の荷締めロープの結び方を研究しているそうで
以前の写真を見ながら様々な結び方を検討されていた。
今日は準備のみで町内曳は6月23日とのこと。是非、拝観しよう。
そして、王中島公民館から戻り昼食を終えてから向ったのが、本日の本来の目的地である伊勢市宮後。午後からは【キタヰの妻】も同行した。
【伊勢市宮後】
自宅を出発するのが少し遅かったため現地に到着すると町内曳はすでに始まっていた。私たちが近づくと「エンヤ、エンヤ・・」の威勢のよい声が大きくなった。
まずは奉曳車に近づいてパチリ。
木遣り・・・、
そして、ゆっくりと曳かれた。
奉曳車の前には伊勢音頭を踊る女性連、さらにその前には伊勢音頭を生演奏するために地方係が車に・・・、
さらに、その前には宮後太鼓が演奏していた。
踏切付近で休憩するとのことだったので、奉曳車をパチリとしてから宮後を後にした。
翌日の新聞記事には、別の奉献団、西口町瑞穂連の町内曳の内容が紹介されていた。
これからの伊勢市内は、第62回神宮式年遷宮のお白石持行事に向けて盛り上がりを見せるだろう。