2013年06月08日(土) 第六十二回神宮式年遷宮に向けて鳥居等の造替(外宮) (徒歩)
伊勢市駅前を出て、寄り道しながら外宮参道を進み外宮へ到着した。表参道の火除橋を渡ると左手に手水舎がある。いや、今は工事中であった。手水舎には覆屋が掛けられていたが、少し開けられたシートの隙間から作業している様子が垣間見えた。それにしてもこの中での作業は暑いだろう。
手水を諦めつつ先へ進むと、手水舎の先に手水所が仮設されていた。
常に流れ続けているので、手を差し出すだけだ。
仮設の手水所から手水舎を見るとこんな感じだ。
そして、さらに仮設の手水所から第一鳥居をパチリ。
この後、勾玉池のハナショウブを観賞したが、その記事は別に掲載することとし、ここでは表参道を進む。
表参道を進もうとすると「第一鳥居が新しい。」 最近、造替されたのだろう。
確かに、5月25日に外宮を訪れた時はまだ以前の鳥居だった。
【参考】
つまり、この2週間ほどで造替されたことになる。第一鳥居をくぐった後で振り返って見上げてパチリ。さまざまなものがどんどん造替されている。
第一鳥居からさらに表参道を進むと「あれ、第二鳥居も新しい!」
この通り。
二回目の感動なので、少し余裕ができ、鳥居を観察してしまった。柱の根元を見ると腐食防止用に巻かれた銅板の形状が・・・。参道側よりも外側の方が銅板が短くなっている。
反対側からもパチリ。参道とその脇では微妙な高低差があるため、その高さの変化を考慮した加工なのだろうか? 理由は定かではない。
どんどん新しくなる外宮を楽しみながら、まずは御正宮へお参した。その後、新御敷地の方を見ると、
板垣南御門が建てられていた。
その後、多賀宮をはじめ、各別宮にお参りしたが、本記事のテーマである造替に関係する場所は外宮(豊受大神宮)の第一別宮である多賀宮の新御敷地だ。石階の途中から見上げてパチリ。
別宮でのお参りを終えて御正宮の右手にある大庭の前へ戻り、四至神にお参りした。ここで目立つのは修繕されたばかりである五丈殿の屋根。
ただし、私がもっとも気になるのは各殿(九丈殿、五丈殿)の柱の修繕だ。
屋根の修繕が目立つ五丈殿も
柱が修繕されている。
私がここまで柱に注目するには、
朝熊御前神社等の御門の柱が接がれている理由? にて疑問に思い、様々に仮説を考えてみたことの解がここに隠されていると思えるからだ。現時点で私の中では「朝熊御前神社の御扉の柱は修繕により継がれている。つまり皇大神宮の第一摂社である朝熊神社とは造替のタイミングが異なるから、両者に相違が発生した」説が有力となった。次回の朝熊御前神社の造替が答え合わせとなる。いつになるのだろう、楽しみだ。
【参考】
そんなことを考えながら五丈殿を見つめていると
屋根の美しさに惹かれて思わず、パチリ。
五丈殿を後にして北御門参道を火除橋へ向かい、御正宮の板垣を過ぎてから忌火屋殿の前庭の奥にある御酒殿を遥拝した。そこからさらに進むとすぐ近くに鳥居が建っている。こちらの鳥居はまだ造替されていなかった。
柱の根元を見ると
かなり痛んでいた。普段は気づかない場所も・・・。
北御門参道の火除橋を渡った。思わずパチリ。ここはどこだろう?
【 20130608 の記録 】
- お披露目された伊勢市駅前広場の鳥居ほか
- 第五回 美し国三重『寄せ植え』コンテスト
- 第六十二回神宮式年遷宮に向けて鳥居等の造替(外宮)
- 勾玉池のハナショウブ(外宮)
- 走る近鉄の観光特急「しまかぜ」に遭遇