2013年06月22日(土) 伊勢~鳥羽(往復)ウォーク (徒歩)
今日は鳥羽まで歩いて往復することにした。その目的は二つ。
- お伊勢さん125社のひとつである鳥羽の赤崎神社で『御神杉』を授与していただく。
- 二見の賓日館にて阪本博文さんの写真展『海神饗宴~三重の祭りと二見の風習~』を見学する。
同じルートを歩くのもおもしろくないので、往路は朝熊町経由で鳥羽へ抜け、復路は賓日館に立ち寄るために二見町を経由した。
まずは、伊勢市御薗町から国道23号を東へと向かった。左手にはシンフォニアテクノロジー 伊勢製作所の看板が目に入る。
この近くには北向き地蔵や青苧(あお)座跡がある。
【参考】
勢田川橋で勢田川を渡る。
なぜかこの橋が勢田川橋で上流側に架かる橋が勢田大橋。勢田大橋は勢田川橋に較べるとかなり規模が小さい。名前は先に使ったもの勝ちか!
【参考】
勢田川橋の中央でパノラマをパチリ。最近、パノラマ写真にハマっている。
勢田川を渡り終えると国道23号は二見街道との立体交差部分に歩道がないため、二見街道へ下った。高架部分の塗装が終わり、落ち着いた色で塗られていた。
二見街道を横断し、さらに坂道を上り国道23号へ合流した。
その先には黒瀬町交差点がある。
お伊勢さん125社五十鈴川めぐり(加努弥神社、鏡宮神社、朝熊神社、朝熊御前神社)に向かうために黒瀬町交差点を左折した。加努弥神社へ近づくとここにも「祝 御遷宮」の幟が立っていた。
この後、加努弥神社、鏡宮神社、朝熊神社・朝熊御前神社の順でお参りした。125社五十鈴川めぐり(4社)は別の記録にて。
【参考】
朝熊神社・朝熊御前神社のお参りを終えると朝熊川を遡り、伊勢二見鳥羽ラインへと向かった。
伊勢二見鳥羽ラインをくぐるトンネルの直前で左手を見ると朝熊ICで一般道へ降りるCANばすを発見した。
伊勢二見鳥羽ラインをくぐり前方左手に次の農道を見つけると足が勝手に進んでいた。
農道から車道へ出て左を見るとその先は朝熊IC。
朝熊ICを背にして車道を進むと歩いたことがある新七々原橋に出た。ここは左折で
朝熊川沿いを歩く。
道なりに進むと途中で川を離れ、相生神社付近の交差点に到着。
直進は、朝熊山(朝熊ヶ岳)への登山道のひとつである朝熊岳道の登り口にある駐車場「であいの広場」への道だ。
ここは左折してすぐ近くにある相生神社にお参りした。相生神社は先日の鳥羽のおいしいハイキング(小浜コース)に参加した際、鳥羽へ向かう近鉄の社叢から確認した場所だ。
【参考】
相生神社については別の記録にて。
【参考】
相生神社を後にすると県道37号を鳥羽方面へと向かった。しばらく伊勢市と鳥羽市の境界までは上り坂である。また、この先は橋が多く、蛇行する朝熊川を何度も渡ることになる。
右手に近鉄鳥羽線の高架。
ここでも川の流れを越えた。
右手には朝熊川が流れている。
しばらくすると左手に祠があった。お参り。
さらにその先には見慣れない案内板? 中部電力のものだ。
まだまだ先は長い。
二瀬橋、
さらに隣り合うように架かる井戸橋を渡った。
その先右手にはお地蔵さん他にコンクリート製の屋根が架けられている。
さらに進むと県道と近鉄鳥羽線がもっとも接近する場所で、白塚行きの普通列車が通り過ぎた。
左手に流れる朝熊川の支流である鳴ヶ谷川を鳴ヶ口(なるこくち)橋で渡ると
その先では吉野橋で朝熊川を渡った。川と道路が複雑に交差を繰り返している。
吉野橋を過ぎると左手には水田が広がっている。
水田を巻くように道路は左へとカーブして緩やかに上り。
右手にブロック積みが印象的だった。
さらに進むと今度は右手に水田が現れた。細長いがかなり広い。
道路脇に次の標石を発見、「弥七新田排水路」。道路側溝とは別に水田側に底の深い側溝があった。
水田をパノラマでパチリ。
さらに進むと次の標柱が立っていた。「弥七新田」
弥七新田を離れる際、全体をパチリ。
弥七新田を過ぎてさらに進むと右手に近鉄の線路が現れ、伊勢志摩ライナー赤が走り去った。
伊勢志摩ライナー赤が通り過ぎた辺りには鉄橋があり、その下には「伊勢フライトパーク」の案内板があった。
そして、やっと伊勢市と鳥羽市の境界に到着。相生神社から50分くらい。
振り返って見上げると「伊勢市」の地名板。
そして、これから向かう方向には「鳥羽市」の地名板。
ここからは一気に下りとなるので、急ぎ過ぎないように注意しながら下った。途中でパチリ。
坂を下りきりしばらくほぼ平坦な道路を進むと国道42号の交差点に突き当たる。
これだ。ここを右折。
国道42号は車でも自転車でもジョグでも徒歩でも、さまざまな方法で移動したことあがる。紙漉川に架かる西の辻橋を渡ると川面を見下ろした。確かに透き通った綺麗な水が流れていた。
まずは鳥羽駅を通り越して近鉄赤崎駅付近まで歩くので、この辺で歩きながらバナナで燃料補給をはかった。国立鳥羽商船高専を通過。
その先、右手には出発時に見たような看板が現れた。「シンフォニアテクノロジー 鳥羽工場」だ。
出発時は「伊勢製作所」、折り返しを前にしてここは「鳥羽工場」だ。
このあとも黙々と歩いているとトイレに行きたくなった。今回のルートは鳥羽に入るまでトイレを確保するのが難しい。伊勢志摩スカイライン 鳥羽入口付近にあるドライブイン鳥羽にてトイレを借りた。(感謝)
ドライブイン鳥羽を後にすると伊勢志摩スカイライン 鳥羽入口であるゲートを右手に見ながら鳥羽駅への道を進んだ。
右側を歩いていると次の分岐に出る。(ここは車両一方通行で、侵入できないので注意。高速や自動車道以外は自由にうろうろできるのは歩行者の特権だ。)
ここを右へ進み鳥羽駅へ向かった。
JR鳥羽駅側に出るので、駅舎を左手に見ながら進むと
車道を跨ぐように建てられた「金刀比羅神社」の鳥居をくぐった。
次の交差点(赤福がある)て右折して金刀比羅神社方向へ進んだ。
次の道標前に立ち止まり。ここで右折した。
かもめバス 市役所前 のりばを通り過ぎ、
さらに進むと
中之郷会館がある。この三叉路を右折。中之郷会館を左手に見ながら進んだ。
蔵の前を通り
しばらくすると赤崎祭(ゆかた祭り)のために出される屋台の準備が始まっていた。
このあとは「御神杉」を授与していただくために赤崎神社にお参りし、一般公開が開始された鳥羽大庄屋かどや(旧広野家住宅)については別の記録で紹介。
【参考】
赤崎神社にて「御神杉」を授与していただいてから鳥羽大庄屋かどや(旧広野家住宅)を後にすると、右手の路地の奥に見たことがあるカラーリングの列車が・・・。思わず駆け寄った。
近鉄 観光特急「しまかぜ」だった。
賢島方向へ走り去る「しまかぜ」をパチリ。パチリ。
【参考】
「しまかぜ」が走り去ると元の道へ戻った。前方には
鳥羽城址に建つ旧鳥羽小学校。
【参考】 旧鳥羽小学校 関連
中之郷会館付近へ戻ってくると近くにある道案内板をパチリ。
来た道を戻ったが途中で右へ曲がるとかもめバス 御木本幸吉生誕地東 のりば。
この近くには「土路屋河岸」の名が付けられた小公園がある。
かもめバスのりば前の車道を鳥羽駅方向へ歩くとミキモト真珠島駐車場があり、
さらに鳥羽駅へと近づくと漂泊の詩人 伊良子清白の家がある。(隣の公園にはトイレがある。)
【参考】
このあとは二見の賓日館で開催されている「阪本博文写真展」を見学するために歩を進めた。
先ほど通過した伊勢志摩スカイライン 鳥羽入口付近を折り返した。
右手に二種類の線路(海側が近鉄、道路側がJR)を見ながら進むと
その奥には鳥羽商船高専の練習船である鳥羽丸をパチリ。
鳥羽丸に見入っていると、近鉄伊勢志摩ライナー赤が通過したので、カメラを振ってパチリ。
収まりきらないので、ズームを広角に戻してパチリ。
電車はこんなところを走っている。
先ほど右折した県道37号と国道42号の合流地点「堅神」へ到着。ここは「堅神」 バスのりば。
交差点付近に架かる堀通橋を過ぎると
右手の視界が開けた。この辺はJR参宮線の線路両側が海となる。
この先に見えるのがJR参宮線の鉄橋。下は池の浦、海だ。
長者橋北交差点、この先直進方向は伊勢二見鳥羽ラインで自動車専用道路となる。ここで右折した。
この先はしばらく歩道が無いため、車に注意しながら狭い路側帯(ほとんどない)を歩いた。
右手には『池の浦ーーーーーーー』
風景に見とれていたらJRの列車(一両)が伊勢方向へと走り過ぎた。
またもやパノラマでパチリ。
池の浦での最後のパチリ。
池の浦には多数の筏が浮いているがそれは釣り筏。釣り筏の広告用の幟を撮影しようとしたらCANばすが通りかかったので共にパチリ。
この後、しばらくは単調な道(国道42号)が続く。賓日館を目指して黙々と歩いていると新しく設置された道路案内板を見かけて、パチリ。
お伊勢さん125社 二見めぐりで歩き慣れた場所、松下交差点を通過、
左にはJR松下駅(無人)が見える。
さらに右手には、お伊勢さん125社のひとつてある粟皇子神社にお参りする時に通る林道への入口がある。
この直線道路を進むと左手に次の光景。水路の流れで涼しさを、稲の緑で優しさを感じた。
遠くで踏切の警告音が聞こえたのでこの場でしばらく待機しているとJRの列車が通り過ぎた。パチリ、
パチリ。この後この列車は松下駅に停車した。
その後、民話の駅 蘇民へ近づくと「二見しょうぶロマンの森」の幟が見えた。
少しだけこちらに寄り道した。その様子は別の記事で。
【参考】
二見しょうぶロマンの森でハナショウブを楽しんでから神崎海岸にたどりついた。
江の橋を渡ると右手に伊勢志摩国立公園(環境省)の看板がある。
二見興玉神社の神事である藻刈神事のことを思い出しながらさらに進んだ。
【参考】
二見シーパラダイスの前を歩いていると、なぜか夫婦岩[P]の看板が立っている。この方が、二見シーパラダイス[P]よりも集客効果があるのだろうか?
国道42号から側道(二見興玉神社の裏参道)へ入ると目の前には朱色の鳥居。
夫婦岩の近くと通り、二見興玉神社の拝殿前へ到着するとそこには茅の輪が設置されていた。
茅の輪の左側には「茅の輪神事」とくぐり方が説明されていた。
昨日はこの場所で夏至祭が斎行された。
今年は前夜から雨が降っていたので私は訪問する気力が萎えてしまい、過去の夏至祭を思いだしながら自宅で過ごした。そんなことを思いだした。
夫婦岩を後にすると本日の第二の目的を達成するため賓日館へ向かった。
賓日館および賓日館で開催されている阪本博文写真展については別の記録で。
【参考】
本日の目的を終えると後は帰るのみ。御塩殿神社等へ寄り道しようとも考えたが西の空が怪しさを増してきたので、雨に降られる前に自宅を目指すこととした。
五十鈴川を汐合大橋を渡るとその途中で下流側をパノラマでパーーーーチリ。
汐合大橋を渡り終えてからもパチリ。
坂道を下ると途中、右手にこの風景。ここは中堤と言われている。
【参考】 中堤について
中堤の途中から水路に沿って栄通神社の方へ向かった。
寄り道せずに帰ろうと思っていたが、この前を通り過ぎることはできなかった。
いつもきれいに掃き清められている参道を進み栄通神社にお参りした。
【参考】
- 栄通神社(伊勢市通町) ほか
お参りを終えると
階段を上って国道23号へ出た。ここからは往路とおなじルートを戻ることになる。勢田川橋でパチリ。
さらに戻ると今朝の一枚目の写真の場所、シンフォニアテクノロジー 伊勢製作所まで戻ってきた。
朝との違いは、背負っていた飲み物が空っぽになり、その代わりに赤崎神社で授与していただいた『御神杉』を背負っていた。
今日も楽しい一日だった。歩くことは移動手段のひとつであると断言してきた私だが、最近は目的もなく歩くこと、単純に歩くことを目的とする歩き方もおもしろいのではないかと思うようになってきた。
【 20130622 の記録 】
- 伊勢~鳥羽(往復)ウォーク
→ お伊勢さん125社 五十鈴川めぐり(4社)
→ 相生神社(伊勢市朝熊町)
→ 御神杉(赤崎神社)
→ 鳥羽大庄屋かどや(旧広野家住宅)
→ 二見しょうぶロマンの森
→ 賓日館