2013年08月25日(日) お白石持行事 浦口からの外宮奉献 動画あり (徒歩)
本日も第62回神宮式年遷宮 お白石持行事 特別神領民により外宮奉献のサポートに出動した。早朝より激しい雨が降っていたが、特別神領民の奉献が始まる頃には雨足が弱まった。
そして、特別神領民がお白石の奉献を終える頃には一時的に雨があがった。レインコートを脱ぐ方が多かったが、おもてなし広場での解団式では再び雨が降っていた。
解団式を終えた特別神領民が帰りのバスへ向かう頃、後から追いかけてきた地元奉献団の奉曳車。北御門口へのエンヤ曳きが開始されるため、おもてなし広場の北御門口に近い出口が閉鎖された。
しばし自主的な休憩時間とし、本日最初のエンヤ曳きを見学することにした。
【出雲町誠義会奉献団】
本日の奉曳一番車は出雲町誠義会奉献団。
奉曳車の前面に取り付けられた木遣り板の上には
不動の木遣り子の姿。
奉曳車は粛々と北御門口へと曳き入れられた。
この後、一時的に閉鎖されていたゲートが開放されたので、おもてなし広場に残されていた特別神領民が帰りのバスへと戻られるのをお見送りしていた。
すると、本日の奉曳二番車が到着し、再び閉鎖された。
【徳川山奉献団】
本日の奉曳二番車は徳川山奉献団。
綱先が目の前を通過すると
綱先では見慣れた顔の方が大声で「エンヤ、エンヤ・・・」。特別神領民の奉献サポートに参加している仲間だった。今日は地元奉献団での参加、「お疲れさま!」
子供木遣りが綱先へ集まって先導すると
綱が曳かれた。
奉曳車が目の前に現れると
ゆったりと通り過ぎ、北御門口へと曳き入れられた。
この後は、おもてなし広場で待機していたすべての特別神領民をお見送りすると昼食のため伊勢商工会議所へ向かった。
昼食を終えて外宮参道へ向かう途中、
【西口町瑞穂連奉献団】
ペイローダーに引かれる奉曳車の姿。こちらは西口町瑞穂連奉献団のものだった。
曲がるのもひと苦労だ。
【徳川山奉献団】
また、その近くには徳川山奉献団の奉曳車。
【出雲町誠義会奉献団】
さらに、外宮参道側には上部が片付けられた出雲町誠義会奉献団の奉曳車。
【 外宮参道から望む伊勢商工会議所方向】
外宮参道にて振り返ってパチリ。
【 外宮参道表参道口】
雨足はまだ弱まってはいなかったので自前のポンチョ(百均で購入、ポンチョは蒸れにくいので快適、ただし強風にはあおられるので一長一短、レインコートやレインスーツと使い分けできるとベター)を羽織って歩き始めた。とにかく今日の目標は全奉献団の様子を確認すること、地元奉献団の出発地である浦口を訪れることとした。
外宮参道から外宮表参道口へ向かうとそこには奉曳車の姿はなかった。
「エンヤ、エンヤ!・・・」の掛け声が右手方向から聞こえていたので、声の方へと向かった。
【中島豊流団】
通常はタクシー乗り場となっている場所の先、駐車場を横切る集団。
中島豊流団の奉曳車が北御門口から表参道口へと曳かれている最中だった。
雨が降りしきる中でも
奉曳車の木遣り板上には木遣り子の姿があった。
奉曳車は表参道口へと曳かれていった。
中島豊流団を見送ってからは次に出発した栗友会辻久留奉献団の姿を見るために北御門口を後にすると次の交差点(おもてなし広場の角)を左折するとNTT西日本伊勢志摩ビルへと近づいた。
【栗友会辻久留奉献団】
NTT西日本伊勢志摩ビルの前では太鼓が演奏され、
その後ろでは、太鼓に合わせて踊りが披露されていた。
さらにその後(私は逆行しているので、私の先方向)では、綱の巻き取り機から綱が伸ばされた。
伸ばされる綱を手にした奉献者は次々に練り始めた。
【動画】 栗友会辻久留奉献団
(19秒 1.1MByte)
奉曳のスタートを待ちわびるなかに
こんな姿を発見。『いつまで待てる?』
しばらくすると太鼓の演奏が再開された。
【動画】 栗友会辻久留奉献団 太鼓の演奏
(17秒 1.0MByte)
綱を伸ばす先導車が交差点を右折した。
この先は北御門へと続く。
多くの団員が綱を曳くと
エンヤ曳きにて北御門への直線を駆け抜けるための奉曳車が近づいてきた。
少数精鋭で交差点を右折すると
北御門口に対向した状態で待機。
かなり待機した後、木遣り唄披露の後、エンヤ曳きが始まった。
【動画】 栗友会辻久留奉献団
(3分05秒 11.8MByte)
北御門口へ曳き込まれた奉曳車は駐車場を経由して表参道口へと曳かれていった。
【外宮 北御門口付近】
先ほどのエンヤ曳きの様子を回想しながら、おもてなし広場のゲートの前を過ぎると幟の大きさの違いに今頃気づいた。大きな幟はやけに大きい。
先ほどの交差点を左折して奉曳車の進行方向とは逆行した。左手に見える特別神領民のおもてなし広場は、午後から実施される地元奉献団の休憩スペースとなっていた。
【二俣町奉献団】
NTT西日本伊勢志摩ビルの前を通過し、さらに先へ進むとそこには二俣町奉献団の地方衆
地方衆をパチリ。
その後ろには綱を持つ団員が道いっぱいに列び、
その中心、縦一列にて子供木遣りが木遣り唄を披露していた。
木遣りが持つこの采(ざい)と
この采は同じ大きさだろう。
動画では、わん鳴りや練りも楽しめる。
【動画】 二俣町奉献団 わん鳴り、練り
(35秒 1.9MByte)
(13秒 716KByte)
動き始めた奉曳の列を逆行すると、二俣町奉献団の多数の方々と対向した。
奉曳車はこちら。気になるのは綱元(奉曳車の前)では
若い衆が練りを楽しんでいた。
後ろ姿をパチリ。
【宮川町奉献団】
続いては宮川町奉献団。奉曳7番目のスタートだった。幟りに先導されて
子供木遣り。その後ろに綱先・・・
綱先から綱元、奉曳車を目指して歩いていると見慣れない、聞き慣れない場面に遭遇した。思わずビデオ撮影。
【動画】 宮川町奉献団
(59秒 4.6MByte)
「辰組」は神社港? かなり張り切っていた。
【参考】
賑やかな踊りを後にすると奉曳車へ・・・
・・・
宮川町奉献団の奉曳車にも木遣り子が立っていた。こちらは板ではなく台。
四方に囲いがあるので、まだ安心感がある。
宮川町奉献団の後ろ姿をパチリ。
【宮沼連合奉献団】
さらに進むと筋向橋付近には宮沼連合奉献団の先導車が停止していた。
その先には、奉曳の列・・・。
こんな感じだ。
進行係の青旗に従い、奉曳が再開された。
奉曳車は次の交差点の右手にあり、交差点へ曳き込まれるところだった。動画で・・・。
【動画】 宮沼連合奉献団
(56秒 2.7MByte)
交差点では止まることなく左へ曲げられた。
左折後、進行方向に正対した。
【外宮奉献の出発点 浦口付近】
ついに外宮奉献の出発点である浦口付近に到着。『奉曳三番車』の立看板。
道路の反対側には『奉曳二番車』の看板。
【京町親友会奉献団】
浦口交差点へ近づくとそこには京町親友会奉献団の先導車。
その後ろには囃子方が乗るトラック、
さらにその後ろには奉曳車。
ところが奉曳車の姿に驚きだった。
大きな樽が載せられている。しかし、樽の部に見えるお白石は模造のように見える。どこまで石が詰められているのだろう?
パノラマでパーチリ。左奥にはもう一台奉曳車が見えた。
京町親友会の奉曳車から視線を左へずらすと
こちらだ!
【小川町勢勇団】
こちらは本日最後の奉献車で小川町勢勇団。曳き始められるのを「まだか?。まだか?」と待つ雰囲気だった。
いつでも綱を伸ばして曳き始められる感じだった。準備万端だ。出番は京町親友会奉献団の後だったので
団員は待機中で奉曳車の周囲は混雑していなかった。
奉曳車の後ろから小川町勢勇団の奉曳車に別れを告げ、
浦口交差点のパノラマをパーチーリ!
【JR参宮線 山田上口駅付近】
トイレを借りるために立ち寄ったJR参宮線山田上口駅の駅舎から外に向かってパチリ。
その視線の先には浦口交差点。
JR参宮線 山田上口駅前には「常磐第一」の幟が立っていた。
クスノキの並木の左手から
こちらも浦口交差点をズームでパチり。
雨も止む気配がないし、明日は仕事、私をこの場に強力に引き留める要因がなかったので、今日のところは帰路についた。
お白石持行事に関しては 有限会社 伊勢文化舎 が発行する『伊勢の今を伝える いせびとニュース 夏号(第11号)』に簡潔にかつ明解に紹介されている。
また『伊勢の今を伝える いせびとニュース 残暑号(第12号)』には外宮奉献の見どころなどが紹介されている。
幸いなことにこれらのニュースのPDF版は伊勢文化舎のホームページにて無料で提供されているので、ぜひご覧ください。(感謝)
【参考】
さらに、お白石行事のスケジュールおよび本期間中の伊勢市内交通規制については伊勢市のホームページに掲載されている。
【参考】
- お白石持行事のページ (伊勢市のホームページ)
- お白石持行事期間中の交通規制 (伊勢市のホームページ)
- お白石持行事公式ホームページ (御遷宮対策委員会)