近鉄 お伊勢参り 第一回 その16/17 枚岡神社~暗峠

2011年02月27日(日) 近鉄 お伊勢参り 第一回 その16/17 枚岡神社~暗峠  (電車、徒歩)

枚岡神社で昼食を終えると、近鉄ハイキング お伊勢参り第一回の後半戦となる。これから生駒山に登り、暗峠を越えて奈良へと至ることになる。

枚岡神社の社殿の左手には難鳴殿があり、今日は「姥ヶ池竣工祭受付」が準備されていた。

難鳴殿(枚岡神社)

難鳴殿(枚岡神社)

今日のコースは難鳴殿の左手にある階段を下る矢印があった。

難鳴殿付近(枚岡神社)

難鳴殿付近(枚岡神社)

矢印に従い山に登る方向へ進むと「姥ヶ池↑」の掲示も出ていた。

枚岡公園方面へ

枚岡公園方面へ

しばらく歩くと左手にこの風景だ。市街地がかなり下に見える。思ったより高度をかせいでいた。

枚岡公園から

枚岡公園から

さらに進むと右手に池が、これが姥が池だ。祭典の準備が進められている様子だった。

姥ヶ池竣工祭の準備中

姥ヶ池竣工祭の準備中

まさに除幕式だ。この下には姥ヶ池の案内板があるのだろうと想像しながら先を急いだ。ここでの寄り道は禁物だ。これから峠までがかなりきついようなので・・

姥ヶ池竣工祭の準備中

姥ヶ池竣工祭の準備中

園地の案内板を見て左へ進み、

園地案内板

園地案内板

 

道標(府民の森)

道標(府民の森)

トイレを左に見ると椋ヶ根橋に至る。

椋ヶ根橋

椋ヶ根橋

橋を渡ると下から登ってくる道路と合流する。この道は上りと言うよりもまさに登りと言う感じだ。コンクリート舗装されてはいるものの幅が狭く、傾斜が急だ。

国道308号線

国道308号線

ところがこの道路は国道、しかも今日のウォークで歩いてきた国道308号線だ。

【参考】 国道308号 – Wikipedia

国道308号線

国道308号線

この先のは通行規制についての注意看板があり、連続雨量が170mmに達した時、または道路が危険な状態になったときは通行止めになると書かれている。

通行規制について(国道308号線)

通行規制について(国道308号線)

その先右手には、「歴史の道 暗越奈良街道」の標石があり、

暗越奈良街道の標石

暗越奈良街道の標石

その上には松尾芭蕉の句碑「菊の香に くらがり登る 節句かな」がある。

松尾芭蕉句碑

松尾芭蕉句碑

さらに進むと右手に法照寺がある。

法照寺

法照寺

その先右手には観音寺と刻された標石がある。が、この付近に御堂等は見当たらない。

観音寺の標石

観音寺の標石

さらに登ると右手に大社の瀧 禊行場の石碑がある。

大社の瀧 禊行場

大社の瀧 禊行場

右手に入ると鳥居があり、さらに進むとその奥には「真言宗 成願寺」と刻された石柱がある。神仏混淆なのか? さらに谷筋までゆくと禊できそうな場所はある???

鳥居の先には成願寺

鳥居の先には成願寺

疑問を抱きながらも元のルートへ戻り、さらに登った。すると右手にお寺が。ここに観音寺の建物が集まっているのだ。

観音寺

観音寺

この辺まで来ると足がかなり疲れてきた。傾斜が急なので、普段とは異なる筋肉が使われるのだろう。騙し騙し登りつづけると額田橋へ到着した。

額田橋

額田橋

額田橋の左手には不動明王が

不動明王(額田橋付近)

不動明王(額田橋付近)

さらに右手の広いスペースには○○○神と彫られた石碑が大小取り混ぜて多数(数えるのが大変なくらい)立っていた。

額田橋付近

額田橋付近

この場所から国道308号線を見るとこんな感じだ。ほとんどのハイカーがスローペースだ。歩幅を狭くして一歩一歩踏みしめるように登っていった。

額田橋付近

額田橋付近

さらに登ると左手にはこの道標が見えてくる。「左 ほととぎすの名所 髪切山慈光寺」「右 くらがり峠」となっている。左の山道の方が歩きやすそうだ。この国道も昔は舗装されていなかったのでもっと歩きやすかっただろう。

暗峠への道標

暗峠への道標

2本の橋で沢を越えて、

第一号暗峠橋付近

第一号暗峠橋付近

さらに登ると

慈光寺の案内板手前

慈光寺の案内板手前

この案内板があった。先ほどの道標で左にあった慈光寺への案内だ。なんと1km。

足が厳しくなって来たのでこの辺で水分を補給し、2~3分休憩した。

慈光寺の案内板

慈光寺の案内板

その後、登り始めるとふくらはぎに異変が・・・。この辺りだ。右足のふくらはぎが痙攣しそうになったので、右足を伸ばそうとしたら、逆の左足のふくらはぎも・・・。もう少しで両足痙攣となるところだった。今日は予想に反して天気がよくなり、気温が上昇したが水分補給が足りなかった。そうだ、玉造稲荷神社を出てから昼食時に魔法瓶のコーヒー半分ほど(150cc)を飲んだだけだった。(反省)

万葉の路 順路の標石付近

万葉の路 順路の標石付近

この後は両足に注意を払いながらじっくりと歩いた。(幸いにも痙攣は起きなかった。遅くはなったが、水分を十分に補給したことは言うまでもない。)

さらに登ると左の建物の隅には取り外された暗峠大師堂の案内板が置かれていた。

暗峠大師堂の外された案内板

暗峠大師堂の外された案内板

その先の右手には暗峠大師堂がある。

暗峠大師堂

暗峠大師堂

この後は黙々と暗峠を目指した。

暗峠大師堂から暗峠へ

暗峠大師堂から暗峠へ

棚田を右に見ながら、

暗峠大師堂から暗峠へ

暗峠大師堂から暗峠へ

すると、通行規制についての看板がある。ここまでが通行規制区間だ。

通行規制について(国道308号線)

通行規制について(国道308号線)

ここから国道308号線の幅は極端も狭くなる。

暗峠大師堂から暗峠へ

暗峠大師堂から暗峠へ

まさしく国道308号線だ。

暗峠大師堂から暗峠へ

暗峠大師堂から暗峠へ

ふと木を見るとその枝には

暗峠大師堂から暗峠へ

暗峠大師堂から暗峠へ

「おいせまいり」(伊勢本街道保存会)の札が掛けられていた。

「おいせまいり」(伊勢本街道保存会)

「おいせまいり」(伊勢本街道保存会)

民家が建ち並ぶなかを進むと、御堂の手前右側にある常夜灯には「太神宮」と刻されている。この街道がお伊勢参りのために歩かれたことが明白だ。

太神宮常夜灯

太神宮常夜灯

 

暗越奈良街道と暗峠の案内板

暗越奈良街道と暗峠の案内板

御堂を通り過ぎると、

地蔵堂

地蔵堂

道路の路面状態が変化した。石畳だ。これが暗峠の石畳。現在は車が通るので石と石の間はコンクリートで固められている。

暗峠の石畳

暗峠の石畳

なお、石畳は予想に反してかなり短い距離だった。

暗峠の石畳

暗峠の石畳

すぐ目の前に奈良県の標識が見えた。

暗峠

暗峠

ここが暗峠。やっとたどり着いた。これが素直な感想だ。もっと楽だと思っていたが、国道308号線は侮れない。しかしこの様な過酷な道路でも車やバイクは多数、自転車にも数台とすれ違ったり追い越されたりした。この道路は生活道路なのだろう。

暗峠

暗峠

日本の道百選。

暗峠

暗峠

峠には文字通り「峠の茶屋」があり、賑わっていた。

峠の茶屋(暗峠)

峠の茶屋(暗峠)

奈良県側にはこの看板が。信貴生駒スカイラインの道路標識だ。

暗峠

暗峠

さぁ、あとは下るだけだ。
【近鉄 お伊勢参りハイキング 第一回 玉造稲荷神社から暗峠を越えて 20110227の記録】

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