2011年01月22日(土) 近鉄 お伊勢さん125社めぐり(第1回 二見7社) (バス、徒歩)
昨年は一人でお伊勢さん125社を何度も巡ったが、今年は近鉄やJRが主催するめぐりツアーに参加してみようと思い、近鉄の第1回目である二見7社めぐりの受付場所である宇治山田駅へ向かった。
【参考】 近鉄ハイキング 「お伊勢さん125社めぐり」(第1回 二見7社めぐり)
受付開始時刻が9時30分だったので、9時15分頃に宇治山田駅に到着すると、な、なんと既に行列ができていた。今まで125社で他の参拝者に出会うことはほとんどなかったが、今日は多くの人に出会うことになった。いったい何人が参加したのだろう?
受付は丸い掛け時計の下。
受付を終えて、トイレへ行ってから構内の隅にあるこの展示の前を通ってバス停へと向かった。
まずはバスに乗って汐合バス停へ行くことになるが、路線バスの乗降場所ではなく、
その裏手にある広場からの乗車となった。私が乗車する前に5台のバスが出発し、それら5台がピストン輸送していたためにかなり待つことになった。日陰であり、冷たい風が強くなり・・・
やっと到着したバスに乗り込み、しばらくは暖かな車内でゆったりとした時間を過ごしながら、周囲の方と雑談していると汐合バス停に到着した。
今日はこのコースアップが配られた。いつもとは逆ルートになるので新鮮な気がした。
バスを降りてから右手にある神宮御園へと向かった。
この標石の奥に続く道を進むと、
右手に神宮御園が広がっている。
管理棟の前まで行くと、その先へは入れなかったが、
御園の全体の雰囲気を拝見できた。
神宮御園を後にして来た道を戻り、さらに国道42号線へと向かい、交差点を過ぎると左手に「まさ鮨」の看板がある。
この手前で左折すると、その先は五十鈴川だ。
五十鈴川の右岸堤防へ出ると水位がかなり高く、風が強かったので、川面はかなり荒れていた。
堤防道路から御塩浜を見渡して、パチリ。
御塩浜の入口には、パイロンの側面に近鉄ハイキングの案内シールが貼られていた。今日はこのシールが誘導してくれたので、始めて歩く人でも迷うことはなかっただろう。
見慣れた風景であるが、
しめ縄には、見慣れない葉が付けられている。
御塩浜を出て順路に従うと右手にこの道標が。100m先に大楠休憩所がある。
大楠休憩所までの途中左側に雰囲気のある建物があり、パチリ。
すぐに大楠に到着。
かなり傾いているので、この支えがないと自立できないのだろう。
大楠の近くにある道標には「今一色道 大湊 神社(かみやしろ)渡舩場」と刻されており、
また、その側面には「左 山田川﨑道」と刻されているようだ。
寄り道しながらも順路に従い、御塩殿神社を目指した。
家並みを抜け右に湾曲した道へ進むと、
この神社だ。
【参考】 以前の記録 御塩殿神社から御塩浜まで を
ほとんどの人が参拝していた。私も。
社叢を出ると眩しかった。
さらに進むと、左手に花房志摩守供養碑参道の石碑が立っている。
【参考】 参道の奥については以前の記録 御塩殿神社から御塩浜まで を
後はルートに従うと、案内板に「御塩殿神社」の名前が。
この丁字路を右折すると、前方には多くの人が歩いていた。
御塩殿神社の鳥居の前にしばらくいると、どんどん人が吸い込まれて行った。今まで見たことがない不思議な光景であった。いつもは静寂に包まれているのに・・・
参道を進み、御塩殿神社で参拝を済ませると、
御塩殿に参拝している人が何人もいた。
私も125社めぐりを始めた頃はどの建物が神社なのかが分からず、神服織機殿神社にて清掃されている方に伺い、八尋殿(機殿)には神様は祭られていないことを知った。 【参考】 斎宮めぐり
さらに御塩殿の右手から奥にある御塩汲入所、御塩焼所へ向かうと、足元の砂地に無数の足跡が。多様な模様が多くの人の訪問を物語っていた。
御塩汲入所は屋根の下部から光が見えている。
さらに、周辺を散策しているとこれが。何だろう?何のために? 不明だ。
さらに、海岸寄りの木製の扉まで行くと、めぐりの人たちが見えた。この扉は開放されていないので参道へと戻った。
鳥居をくぐり、社域の外へ出てから二見浦海岸へと急いだ。
波は高いが、潮は引き始めているようだった。
かなり滑らかな曲線だったのでパチリ。
堤防から下りると西行の歌碑の前へと出た。
松林を20~30m進むと、
右手にこの案内シールがあった。これから向かうは堅田神社だったが、これは的を得たコース取りだ。参考にしよう。
夫婦岩表参道と交差すると左手に「多市屋」があり、ここは直進する。
この交差点で左を見ると旅館街だが、ほとんど人影は見えなかった。
直進の突き当たりはふれあいプラザ、
この前で右折し、すぐを左折すると国道42線を越えて目の前が堅田神社だ
堅田神社は国道から奥まった場所にあり、鳥居がないため初めて訪問すると発見し難い。
堅田神社に参拝し、社域を出るときにこの石段が気になりパチリ。段差を感じさせない程度の石段、いままで気にならなかった・・・
ふれあいプラザへもどる途中、ご当地マンホール蓋が。ここは「ふたみ」だけに夫婦岩だ。
ふれあいプラザの前をそのまま直進すると、その先には五十鈴勢語庵があり、ここでは振る舞いがあった。塩ようかんとお茶。今日の参加者分を振る舞おうとするとかなりの量だ。
これが頂いた「塩ようかん」
さらに進むと、右手には賓日館がある。
入館したらじっくり拝観したいので、今日も入口だけ拝見した。(いつになったら賓日館を訪問できるだろうか?)
しめ縄の桃符には「蘇民将来子孫家門 七難即滅 七福即生」。
さらに進むと二見興玉神社。
ここが夫婦岩で、
夫婦岩を拝むようにおみくじが括られていた。
さらに、社殿を過ぎるとその先には日の神、皇居遥拝所があり、その前には輪注連縄(わしめなわ:禊払(みそぎばらい))が200円で。
干潮になっているためか、海上にある岩の下方の姿が見えている。これは獅子岩か?
さらに夫婦岩の奥にある烏帽子岩(通称、蛙岩)。
これはまさしく、カエルだ。
歩くよりも観ている時間の方が長くなってしまうので先を急いだ。次は江神社だ。二見シーパラダイスの前には歩道橋があるので、歩道橋の上からパチリ。
さらに歩き、この場所がある江交差点を右折し、
狭い道路(乗用車は対向できない)を進むとカーブミラーの根元にこの道標がある。何と彫られているか?だが、ここを右折し、民家の間を進む。
ルート案内があるので初めての人でも迷うこともなく進めた。家並みを外れるとこんな風景で、
開けた場所から木々の中へ入ると、
左手に江神社が。江神社の先の広場では昼食をとっている人たちがいた。
江神社で参拝を終えて大岩まで戻り、ここからは神前神社を目指した。日の出橋を渡り、国道42号線を渡ると一直線の突き当りだ。
この山の上に神前神社(許母利神社、荒前神社を同座)が。
ここは山の麓に立札があり、ここからが社域となっている。かなり広く、お守りが大変な場所だ。
石段を登り、頂上にある神前神社に到着。
空を見上げてパチリ。
下りの階段でもパチリ。
一気に駆け降りて、次の目的地である松下社へ急いだ。
松下社の近くまで来ると隣接する池の水面がキラキラ。思わずパチリ。
雰囲気がある松下社。
【参考】 松下社とボランティア
手水舎にも立派なしめ縄が。
手水鉢の蓋にはスライド式の小蓋がありこの様に開け閉めが簡単にできた。(最初、私は大きな蓋ごと開けてしまったが、小蓋に気づき・・・。)
榊巻(さかきまき)は新しくなっていた? (※ 榊巻については、松下社の榊巻(さかきまき) )
参拝してから
境内をぐるりとまわり、
最後に、県指定文化財である大クスを確認した。
根元は完璧な空洞になっている。
この状態で上部の幹や枝葉を支えているのだ。
今回、昼食は池の浦海水浴場の浜でとろう考え、民話の駅 蘇民では休憩せずに先を急いだ。
このあたりの国道42号線には片側にしか歩道がないため、右側へ渡るとさらに奥の道を歩いている人がいた。パチリ。
国道42号線を進み、池の浦海水浴場へ抜ける林道に向かうと左手にこんなものが? 石のようであるが?
ちょっと気になったがお腹も空いてきたので、風景をチラチラ観ながら早足で。
林道を抜けると湿地帯だ。
今日もぬかるんでいた。
通路脇にはかなりの水が溜まっていた。
湿地帯を抜けると松下1号角落しがある。
角落しから浜辺へ下りるとこんな感じだ。潮が引いており穏やかなゆったりとした風景のなかでのちょっと遅い昼食となった。昼食のロケーションとしては最高の場所だ。
昼食後は、浜辺を散策しながら粟皇子神社へと向かった。
これくらい潮が引いていると神前神社から海沿いに歩いてここまで来れたかもしれないと思った。以前、神前神社の石段でお守りの方と交わした会話が蘇ってきた。
【参考】 125社(二見めぐり)
浜辺を歩き、池の浦海水浴場の反対側まで来るとこの風景だ。
いつもならこの場所は海水に浸されているが、今日は歩けた。もしかしたら、粟皇子神社から先も海岸沿いを歩いていけるかも知れないと期待が芽生え始めた。
浜辺からこの場所を入ると粟皇子神社だ。
粟皇子神社の鳥居の前には盛り塩が置かれていた。
この盛り塩は円錐形で上部は赤味を帯びていた。盛塩りが置かれている理由と色の理由が分からないので、お守りの方に会う機会があれば聞いてみよう。
参拝を終えて、社域をでてパチリ。
指定コースでは旅荘 海の蝶を経由するようになっているが、こんなに潮が引いている機会はなかなかないので、海岸沿いを歩くことにした。
この旅荘の下の海岸を左手から巻いて行くのだ。
岩には緑色の海苔が見られ、平時よりもかなり潮位が低くなっていることが分かった。これなら行けると判断し先へ進んだ。ゴツゴツした角のある岩が多いので、足元や手に注意しながら進むと、海水に浸ることなく松下漁港まで歩けた。(ただし、このルートは潮の加減で道がなくなるので注意が必要)
振り返ってパチリ。
松下漁港から一隻の漁船が。
小さな入江の砂浜には、なぜかしめ縄が。流れ着いたのだろうか?
ここまで来れば・・・、松下漁港だ。
この場所を通りすぎると、
旅装 海の蝶から下り坂と合流する。
今回のコースでは、池の浦バス停からバスに乗り鳥羽駅へ向かう予定となっていた。
しかし、現在14時05分、次のバスは14時22分発だったので、17分も待つくらいなら歩こうと思い、鳥羽駅を目指して歩き出した。
【20110122の記録】
- 山田奉行所跡ほか、宇治山田駅へ向かう
- 近鉄 お伊勢さん125社めぐり(第1回 二見7社)
- 松下社の榊巻(さかきまき)
- 池の浦バス停から鳥羽駅へ
- キヤ95形・キサヤ94形(鳥羽駅)